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わたしは働く うつ ウーマン

作:安部 結貴
絵:大葉 リビ

紙版

内容紹介

心の不調と向き合う体験的コミックエッセイ

バブルの頃「わたし」は、人一倍働くキャリアウーマンでした。1か月の残業が200時間のことも! そんな中で自律神経失調症を患います。それが前兆でした。治療を受けても良くならず結局退社。フリーライターになってから、同居する男性(本書では“ヤツ”として登場)も現れましたが状態は悪くなるばかり。そして、自殺未遂……。気が付けば、抗うつ剤を飲んでもう15年。いまだにうつは治っていません。こうなると、これはもう自分のキャラクター。“ヤツ”とは別れ新しいアパートに越しましたが、最近は、社交ダンスも始めました。そんな、うつ病のシングル女性の生活を、ユニークなギャグタッチのまんがで描きます。

【編集担当からのおすすめ情報】
全国の読者のみなさまから共感と感謝のおはがきをたくさん寄せていただきました。うつ病、パニック障害、気分障害などなどの病気を抱えて悩んでいる方や、何となく気持ちがうつうつとしているときに読んで、自分の症状にぴったりだと感じた方などなど、多くの方に賛同をいただいています。
うつ病のご家族をお持ちの方からも感謝の言葉をいただきました!

目次

まえがき

●第1章 これって何? うつ病と判明するまで/
私は仕事で頑張るマン
具合が悪い とりあえず内科へ
自律神経失調症ってなんですか?
え! 胃腸が動いていないって!?
仕事、減らせませんか?
薬、飲まなくても平気じゃね?
ヤツとの同居が始まった
やっぱりバリバリ働いちゃう
ある日の朝、ひどく体が辛くなる

●第2章 何もかもが辛くて、悶え苦しむ日々/
心療内科、再び
勝手に薬をやめてリバウンド
名医と評判の病院で
記憶にない自殺未遂
入院を勧められる
テレビの音が突き刺さる
家事ができなくて泣く
一日中寝ていてごめんなさい
雨が降ると重病人

●第3章 病院のバックアップと意外な効能/
自立支援受給医療費(精神通院)支給認定
お役所の心ない対応
うつは不幸を呼び寄せる
過食になって自己嫌悪スパイラル
手術するしかありません
入院中の私の感情
明るい入院生活

●第4章 今度はパニック障害ですと!?/
いきなり一人になった
仕事に戻るタイミング
仕事のためのリハビリを始めると……
薬が増えた
ヤツと別れる
仕事中に発作
パニック障害ですか?
「でも、死なないから」

●第5章 しようがない。「うつ」な自分と向き合うよ/
できること、できないこと
突然、悲しくなってごめん
寝込むことを、悪いこととは思わない
意識してわがままになってみる
趣味はバイクです
なにを思ったか、社交ダンス
運動の効能
連チャンに弱いわたし

あとがき

ISBN:9784093878869
出版社:小学館
判型:A5
ページ数:130ページ
定価:1100円(本体)
発行年月日:2009年12月
発売日:2009年11月26日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNP
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ