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通り魔

著:嶽本 野ばら

紙版

内容紹介

これは小説ですが、小説以上に切実です!

これは小説ですが、小説以上に切実な小説です!!

――たとえば、食べるために働いたことのない2世・3世の議員に、こんな事態が想像できるだろうか?
生活できないことは、こんな現実があっても「自己責任」なのか?
小さな障害はあるものの、善良だった少年が残虐な凶行に及んだのは、彼だけの罪と言えるのか?
社会が犯している「弱い者いじめ」は、人間としての「罪」ではないのか?

【あらすじ】
幼い頃から僕は人と上手く話せなかった。僕はスナックを経営する母親と二人暮らしだった。母親とも上手く話せない僕は、よく叱られた。いつもひとりで過ごしていた僕は、中学生の頃からネットの中に居場所を見つけた。大学まで行きたくて高校に上がったが、2ヶ月で辞めた。スナックのお客の紹介で地元の縫製工場に就職した。その工場では、僕が一生買うこともできないような高価な服を作っていた。4年間勤めたが、小さな事件を起こして退職した。僕は地元を逃げ出し、東京へ向かった。だがそれが、大きな転落の始まりだった‥。

ISBN:9784093863919
出版社:小学館
判型:4-6
ページ数:208ページ
定価:1000円(本体)
発行年月日:2014年12月
発売日:2014年11月26日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ