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旅立ち寿ぎ申し候

著:永井 紗耶子

紙版

内容紹介

熱い思いに満ちた、幕末青春ビジネス小説!

長年仕えた店主に気に入られ、勘七は養子になって、日本橋の紙問屋永岡屋の主となった。その頃、小諸藩から藩札を納めるという依頼が舞い込んでくる。大仕事に沸き立つ永岡屋だったが、背後には藩の跡継ぎを巡っての内紛があった。ある日、店は襲われ藩札が奪われてしまい、父親の善五郎はその時のけががもとで、亡くなってしまう。小諸藩からはわずかばかりの金が払われただけで、2000両もの借金を背負ってしまった。官軍との戦争が始まると噂される江戸は、景気と治安が悪くなる一方だった。勘七は親友や、勝麟太郎、浜口儀兵衛といった時の大物から助言を受けながら、逞しく成長していく。熱い思いあふれる幕末青春ビジネス小説!

【編集担当からのおすすめ情報】
取材の仕事などを通じ、さまざまな企業人をみてきた著者。小学館文庫小説賞を受賞した『恋の手本となりにけり』に続く、この第2作では、「激動の時代を生き抜いていく商人の気持ちを描きたかった」といいます。また、主人公勘七と友人の紀ノ介や新三郎たちとの友情、勘七の恋の行方なども読み所になっていて、時代小説ファンはもとより、日本経済の停滞にあえぐ若いビジネスマンにも、是非読んでいただきたい作品になっています。

ISBN:9784093863278
出版社:小学館
判型:4-6
ページ数:352ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:2012年03月
発売日:2012年03月12日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ