出版社を探す

震える牛

著:相場 英雄

紙版

内容紹介

平成版『砂の器』誕生!

警視庁捜査一課継続捜査班に勤務する田川信一は、発生から二年が経ち未解決となっている「中野駅前 居酒屋強盗殺人事件」の捜査を命じられる。 初動捜査では、その手口から犯人を「金目当ての不良外国人」に絞り込んでいた。田川は事件現場周辺の目撃証言を徹底的に洗い直し、犯人が逃走する際ベンツに乗車したことを掴む。ベンツに乗れるような人間が、金ほしさにチェーンの居酒屋を襲うだろうか。同時に殺害されたのは、互いに面識のない仙台在住の獣医師と東京・大久保在住の産廃業者。田川は二人の繋がりを探るうち大手ショッピングセンターの地方進出、それに伴う地元商店街の苦境など、日本の構造変化が事件に大きく関連していることに気付く。
これは、本当にフィクションなのか?
日本の病巣、日本のタブーに斬り込んだ、
衝撃のエンターテイメント大作!



【編集担当からのおすすめ情報】
子供たちが口にする加工食品は、本当に安全か?
地方都市は、なぜ衰退したのか?
消費者を欺く企業。安全より経済効果を優先する社会。
命を軽視する風土が、悲劇を生んだ。

ISBN:9784093863193
出版社:小学館
判型:4-6
ページ数:352ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:2012年02月
発売日:2012年01月31日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ