内容紹介

読み手の予想を鮮やかに裏切る、最高に素敵な物語。

ダフ屋を生業とする冷徹なスケコマシ男ガジロウは、ある日ストリッパーのユウコたちが乗る車に轢かれるが、奇蹟的に無傷で意識を取り戻す。慰謝料をふんだくろうと相手をさがすと、轢いた車に乗っていた4人はすでに死んでいた。呆然とするガジロウの前に死んだはずの4人が現れ、自分たちが成仏できるよう心残りを解消する手助けをしろと頼まれる。成仏できたら貯めいていたお金を全額渡してくれることを条件に、ガジロウは要求をのむ。
ところが、1人また1人と願いをかなえる努力をしていくうちに、ガジロウの心に変化が現れ、自身の生き方をも考えるようになっていく。そして、最後の1人になったときガジロウが決意したことは‥‥。やがて、本物の奇蹟が起こる。


【編集担当からのおすすめ情報】
産経新聞に、書評掲載。
神戸新聞（6／20）に、著者インタビュー掲載。
神戸新聞（6／25）に、記事掲載予定。
AneCan8月号（7／7）に書評掲載予定。
Oggi8月号（6／28）に書評掲載予定。