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銃と十字架

著:遠藤 周作

紙版

内容紹介

初めて司祭となった日本人の生涯を描く

「何のために苦しい旅を続けるのか。いつかは捕まり、殺されることも確実なのだ。しかし、いかなる苦渋にみちても肩から人生の十字架を棄ててはならぬ」……。

船を乗り継ぎ、砂漠をよぎって、日本人として初めてエルサレムを訪れ、後にローマに学び司祭となった実在の人物・ペドロ岐部。

この破天荒な訪欧大旅行は、イエズス会等の組織の保護なしに、個人の自力で成し遂げた、日本人としても最初の快挙だった。やがて彼はキリシタン弾圧の荒れ狂う日本に立ち戻り、使命に生きたのだが・・・・・・。

17世紀前半の日本におけるキリスト教弾圧の貴重な通史であり、「沈黙」とともに、作者のキリスト教観の理論的な最高峰に位置する一冊である。一日本人ペトロ岐部の劇的生涯を描く。

【編集担当からのおすすめ情報】
遠藤周作著の名作・復刻版

ISBN:9784093522403
出版社:小学館
判型:B6
ページ数:256ページ
定価:700円(本体)
発行年月日:2015年11月
発売日:2015年11月10日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QRMB