小学館文庫
ホムンクルス 7
著:山本 英夫
紙版
内容紹介
前の顔・・・自分自身に迫り始める名越!!
新宿西口でカーホームレスをしていた名越進、34歳。
医大生の伊藤に選ばれて、トレパネーション(頭蓋骨穴開け手術)の
実験台となったが・・・・・・なんとその日から
左目だけで見ると、一部の人間が異様なモノ〔ホムンクルス〕に
見えるようになってしまう。
ロボットに見えたヤクザの組長、
“砂”改め“記号”の女子高生と正面から対峙し
彼らを生身の人間に戻したことで
自分の肉体の一部に“ロボット”と“記号”を
引き受けてしまった名越は・・・・・・
自分をこの異様な世界に引き込み、“水”に見えていた
医大生・伊藤との対決を試みる。
互いに相手の隠している嘘と、自分も気づいていない真実が
交錯しながら、少しずつ明るみになってきて・・・・・・
自分捜しを決意した名越は、行動を開始するが
その前に立ちふさがるのは・・・!?
【編集担当からのおすすめ情報】
名越が顔を整形していたことを、伊藤に見抜かれて
いたことで、ストーリーが一気に動き始めます。
医大生・伊藤が幼い頃に体験した
グッピーを通しての父親との確執は
真に迫るものがあります。
ISBN:9784091960184
。出版社:小学館
。判型:文庫
。ページ数:336ページ
。定価:750円(本体)
。発行年月日:2015年10月
。発売日:2015年10月15日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:XA。