出版社を探す

小学館文庫

のたり松太郎 3

著:ちば てつや

紙版

内容紹介

▼第1話/帰郷▼第2話/名コンビ復活▼第3話/わが母校▼第4話/紅しょうがと干しワカメ▼第5話/ライバル(?)誕生!▼第6話/傷心▼第7話/続傷心▼第8話/手負いの獣・松▼第9話/寝酒▼第10話/酔戦夢勝▼第11話/あの二人に危機が▼第12話/戦いすんで日が暮れて▼第13話/飛び出してはみたものの…▼第14話/友情ある説得▼第15話/逃げるが勝ち▼第16話/手に手をとって▼第17話/ああ、ちかれ旅▼第18話/田園の憂鬱●主な登場人物/坂口松太郎(並外れた怪力の持ち主だが、とにかく粗暴な性格の若者。雷神部屋に入門する)、田中清(雷神部屋の新弟子。いつもは気弱だが、酒を飲むと性格が一変する)、南令子(元・中学校教師。松太郎の憧れの女性)●あらすじ/幕下付け出しデビューの場所を全勝優勝で飾った松太郎が、久々に故郷の炭住へ帰ってきた。駅まで出迎えに来た家族はバス停に向かうが、松太郎は金のことは心配するなと皆をタクシーに乗せる。母親のトミは、弟や妹たちに土産のひとつも買ってこないが、ともかく立派に稼ぐまでに成長した息子の姿を見て、そっと涙するのだった…(第1話)。●本巻の特徴/故郷に錦を飾った松太郎は、東京に戻るとさっそく南先生のもとへ会いに行く。途中で出会った田中を“付け人”にして同行させるが、実は田中もひそかに南先生に憧れていたのだ。だが、まもなく彼女に彼氏がいることが分かり、ふたりは揃って失恋してしまう。悲しみを背に燃えまくる松太郎だったが…!?

ISBN:9784091927330
出版社:小学館
判型:文庫
ページ数:334ページ
定価:686円(本体)
発行年月日:2003年08月
発売日:2003年07月15日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:XA