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少年サンデーコミックス

トガリ 4

著:夏目 義徳

紙版

内容紹介

▼第1話/ナマエ▼第2話/クロイカゲ▼第3話/トキノナガレ▼第4話/デキルコト▼第5話/ゲッコウ▼第6話/キミノチカラ▼第7話/ココニイル▼第8話/モドラナイ▼第9話/ハジマリ●主な登場人物/統兵衛(江戸時代、16歳にして千人以上の人間を斬り、地獄に堕ちて 300年になるという極悪人。妖刀「咎狩(とがり)」を手に、条件付きで現世へ送られてきた)、浅木いつき(女子高生。7歳の時、刑事だった父が犯人に銃で撃たれ殉職。以来、どんな小さな悪も許すことができない。連続殺人犯に襲われていたところを統兵衛に救われ、以来、彼に親近感を持つ)●あらすじ/影を操る力を持つ罪人と遭遇した統兵衛。その男との対決中、彼は初めて自分の意志で人助けをした。だが悪を源とする咎狩は力を失い、敵の影の中に引きずりこまれてしまう。その闇の中で統兵衛は遙か昔、地獄に落ちる前の幼い頃の事を思い出していた。家族も名前もなく、野良犬のような生活をしていた少年時代。彼は自分を試し斬りしようとした武士から刀を奪い、逆に斬り倒した。そしてその武士の名前“統兵衛”を、自分の名前にしたのだった(第1話)。●本巻の特徴/闇の底から脱出した統兵衛は、力を取り戻した咎狩で敵の咎を狩る。統兵衛が現世に来て20日ほどが過ぎ、その短い間に彼は様々な変化を見せ、人としての良心に目覚めつつあった。だが咎狩は悪を力に変える刀。自らの善行は自らを苦しめることになってしまうのだ。そのジレンマに悩む統兵衛の前に、二人の謎の男が現れた。一人はアミという地獄から来た男。そしてもう一人は名前のわからない、闇を持った男だ。二人はヘリコプターに乗り、上空から街の中へ無数の咎をばらまく。一体これから何が起ころうとしているのだろうか…!?●その他の登場人物/エマ(地獄の女王)、オセ(地獄で罪人へ罰を与える執行人。犬や青年に姿を変え、現世での統兵衛の行動を監視する)、沢崎(中央署に所属するキレ者の刑事。かつてはいつきの父の部下だった)、浅木君枝(いつきの母。病院で看護婦をしている、厳しくも優しい母親。統兵衛にもあたたかく接してくれる)、いつきの祖父(寺の住職。統兵衛を居候させ、面倒を見てくれている)、アミ(地獄から現世にやって来て、長い間人間の裏表を見てきた男)、闇を持った男(謎につつまれた正体不明の人物。人に力を与える特別な能力を持っているという)

ISBN:9784091261441
出版社:小学館
判型:新書
ページ数:192ページ
定価:390円(本体)
発行年月日:2001年09月
発売日:2001年08月09日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:XA