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瀬越家殺人事件

著:竹本 健治

紙版

内容紹介

これまで僕は自分の書いたものを奇書と思ったことはないのだが、今回ばかりは堂々と奇書を自任してもいいかもしれない。
ーーあとがきより。

「このミステリーがすごい」第1位に輝いた『涙香迷宮』の衝撃、再び! ひらがな四十八文字を重複なく使い一首に仕上げるいろは歌で、四十八のシーンを描き切った超絶技巧の書。挿絵もすべて竹本健治先生の手による、ミステリーファン垂涎のアートブックが完成しました。

断崖絶壁を背にした屋敷に住むのは、瀬越萬堂(せごえ・まんどう)と三人の娘、使用人たち。そこに招かれしは、探偵の納谷治楼(なや・ぢろう)。姉妹を誘拐するという予告が壁に殴り書きされた満堂から、犯人を突き止めてほしいという依頼だった。屋敷から発見される白骨、秘められた過去。事件の先にあるものは何なのか……。

目次

前奏
第一の事件
第二の事件
解決

著者略歴

著:竹本 健治
1954年兵庫県生まれ。
大学在学中にデビュー作『匣の中の失楽』を伝説の探偵小説専門誌「幻影城」に連載し、1978年に幻影城より刊行。日本のミステリ界に衝撃を与えた。
以来、ミステリ・SF・ホラーと幅広く活躍し、ファンから熱狂的支持を受けている。
また天才囲碁棋士・牧場智久を探偵役としたミステリ長編『涙香迷宮』で「このミステリーがすごい!」2017年版国内編第1位、第17回本格ミステリ大賞に輝く。近著に『話を戻そう』がある。

ISBN:9784065337004
出版社:講談社
判型:4-6変
ページ数:48ページ
定価:3500円(本体)
発行年月日:2023年11月
発売日:2023年11月08日