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講談社の創作絵本

新版 わたし クリスマスツリー

著:佐野 洋子

紙版

内容紹介

『100万回生きたねこ』『おじさんのかさ』の佐野洋子が描く、「もみの木」の物語。

衝撃のクリスマスの物語が、大人の絵本にふさわしい、新しい装いになりました。



きれいな町に行って、クリスマスツリーになりたいと夢みる「もみの木」。

町の人がむかえに来てくれると信じていたのに、季節は過ぎていきます。

やがて、ほかのもみの木をのせた貨物列車が走っていったと知らされた「もみの木」は走り出して……。

一途に願った夢がやぶれた「もみの木」を迎えてくれたのは、森の仲間たちでした。



猛然と走り出す「もみの木」に小さい子どもたちは大よろこび。

大人たちは、心あたたまるラストにほっとしながらも、ほろ苦さをかみしめる、そんなどこにもないクリスマスの絵本です。


*本書は、1990年初版刊行『わたし クリスマスツリー』、2006年初版刊行『新装版 わたし クリスマスツリー』の仕様、デザインをかえたものです。佐野洋子の原画に、より忠実な色みになっています。

著者略歴

著:佐野 洋子
絵本作家・エッセイスト
1938年中国・北京生まれ。武蔵野美術大学デザイン科卒業。主な作品に『100万回生きたねこ』(講談社)、『おじさんのかさ』『おばけサーカス』(講談社・サンケイ児童出版文化賞推薦)、『すーちゃんとねこ』(こぐま社)、『わたしのぼうし』(ポプラ社・講談社出版文化賞絵本賞)、『だってだっての おばあさん』(フレーベル館)、『ねえ とうさん』(小学館・日本絵本賞/小学館児童出版文化賞)などの絵本や、童話『わたしが妹だったとき』(偕成社・新美南吉児童文学賞)、さらに『神も仏もありませぬ』(筑摩書房・小林秀雄賞)、『役にたたない日々』(朝日新聞出版)、『シズコさん』(新潮社)、『死ぬ気まんまん』(光文社)、『佐野洋子対談集 人生のきほん』(西原理恵子/リリー・フランキー 講談社) などのエッセイ、対談集も多数。2003年紫綬褒章受章、2008年巌谷小波文芸賞受賞。2010年72歳で永眠。

ISBN:9784065332801
出版社:講談社
判型:B5
ページ数:36ページ
定価:1700円(本体)
発行年月日:2023年10月
発売日:2023年10月26日