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講談社文庫

修羅の家

著:我孫子 武丸

紙版

内容紹介

女の毒が体内に入り、蝕まれていく--

簡易宿泊所で暮らす晴男はレイプ現場を中年女性・優子に目撃され、彼女の家につれていかれる。
そこには同じ格好をした十名ほどが「家族」として暮らしていた。
おぞましい儀式を経て一員となった晴男は、居住者は優子に虐待されていることを知る。
一方、区役所で働く北島は、中学時代の初恋相手だった愛香と再会し「家族」での窮状をきく。
北島は愛香を救い出す可能性を探るが、“悪魔”が立ちはだかる。

著者略歴

著:我孫子 武丸
1962年、兵庫県生まれ。京都大学文学部哲学科中退。同大学推理小説研究会に所属。
新本格推理の担い手の一人として、89年に『8の殺人』でデビュー。
『殺戮にいたる病』等の重厚な作品から、『人形はこたつで推理する』などの軽妙な作品まで、多彩な作風で知られる。
大ヒットゲーム「かまいたちの夜」シリーズの脚本を手がける。
近著に『怪盗不思議紳士』『凜の弦音(つるね)』『監禁探偵』などがある。

ISBN:9784065324615
出版社:講談社
判型:文庫
ページ数:304ページ
定価:790円(本体)
発行年月日:2023年08月
発売日:2023年08月10日