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講談社文庫

ゴースト・ポリス・ストーリー

著:横関 大

紙版

内容紹介

妹への叶わぬ恋心を抱いたまま、俺はどうやら死んでしまったらしい。
「お兄の仇、私、絶対とるから!」
妹は刑事になり、死んだ俺は内通者の疑いをかけられ、そして「幽霊のセブンルール」に戸惑っていた。

渋谷署の刑事・長島日樹は、同じく警察官の妹・聖奈と二人暮らし。
実は血の繋がらない妹に切ない感情を抱く日樹だったが、その思いを断ち切るべく捜査に明け暮れていた。
ある日、帰宅中の夜道で何者かに襲われた直後、ある人物と出会う。
「あのね、幽霊にもルールがあるの。だいたい7つくらい。『幽霊のセブンルール』ね」

その1、無念が晴れたら成仏する
その2、昼間はけっこう疲れる
その3、幽霊に生理現象はない
その4、好きな場所に移動できる
その5、寺と鏡には近づくな(焼肉店も追加予定)。
その6、人間界にも影響を与えることができる(ティッシュペーパーを揺らす程度)。
その7、…………

著者略歴

著:横関 大
1975年静岡県生まれ。武蔵大学人文学部卒業。2010年『再会』で第56回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。「ルパンの娘」シリーズがドラマ化、映画化で話題に。2022年『忍者に結婚は難しい』で第10回静岡書店大賞を受賞。ほかの作品に『グッバイ・ヒーロー』『チェインギャングは忘れない』『スマイルメイカー』『K2 池袋署刑事課 神崎・黒木』『炎上チャンピオン』『ピエロがいる街』『仮面の君に告ぐ』『誘拐屋のエチケット』(いずれも講談社文庫)、『ルパンの絆』『忍者に結婚は難しい』『メロスの翼』(いずれも講談社)などがある。

ISBN:9784065321409
出版社:講談社
判型:文庫
ページ数:360ページ
定価:870円(本体)
発行年月日:2023年07月
発売日:2023年07月14日