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鷹の惑い

著:堂場 瞬一

紙版

内容紹介

世の中は変わる。変わる世の中に対応するのが、警察の仕事だ。

21世紀に沸く平成日本。海外逃亡していたはずの極左の最高幹部が突然仙台に現れ、公安に衝撃が走った。
身柄の移送を担当した公安一課の海老沢は、警察官人生最大の痛恨の失敗を犯す。
一方、捜査一課の高峰は目黒の空き家で殺害された元代議士秘書の身辺を探る。被害者の経歴には6年間の不自然な空白があった。
新聞記者からの思わぬ情報。死の床にある元刑事の父の言葉。そして海老沢に下った極秘の特命捜査ーー事件の様相は一変する。

公安一課と捜査一課。父の系譜をたどる息子たち。警察小説の騎手による大河シリーズ「日本の警察」平成ミレニアム編!

目次

第一章 逃げていた男
第二章 壁
第三章 奇妙な指示
第四章 仙台
第五章 過去から来た人間
第六章 巻き戻す

著者略歴

著:堂場 瞬一
堂場瞬一(どうば・しゅんいち)
1963年茨城県生まれ。2000年「8年」で第13回小説すばる新人賞を受賞。警察小説、スポーツ小説など多彩なジャンルで意欲的に作品を発表し続けている。著書に「日本の警察」「警視庁犯罪被害者支援課」「警視庁追跡捜査係」「ラストライン」各シリーズのほか、三部作『小さき王たち』、『デモクラシー』『ラットトラップ』『ザ・ミッション』など多数。

ISBN:9784065320914
出版社:講談社
判型:4-6変
ページ数:376ページ
定価:1750円(本体)
発行年月日:2023年07月
発売日:2023年07月26日