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講談社タイガ

海神の娘

著:白川 紺子

紙版

内容紹介

世界の南の端にある「花勒」「花陀」「雨果」「沙文」の四つの島は海神のものだという。
島々は、海神たる蛇神の抜け殻からできた、という。
各島はそれぞれの領主によって治められていたが、
領主を決めるのは海神に仕える巫女王の託宣だった。

巫女王のもとには「海神の娘」が集う。
娘らは託宣によって領主のもとへ嫁いでいく。
彼女たちを娶ることで、島は海神の加護を得て、繁栄するのだという。

今宵もまた、ひとりの巫女が舟に乗せられ、月明かりの下、島影へ近づいてゆく。

著者略歴

著:白川 紺子
三重県出身。同志社大学文学部卒。雑誌「Cobalt」短編新人賞に入選の後、2012年度ロマン大賞受賞。主な著書に『下鴨アンティーク』『契約結婚始めました』「後宮の烏」シリーズ(集英社オレンジ文庫)『三日月邸花図鑑』『九重家献立暦』(講談社タイガ)などがある。

ISBN:9784065318089
出版社:講談社
判型:文庫
ページ数:288ページ
定価:720円(本体)
発行年月日:2023年07月
発売日:2023年07月14日