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キッチン・セラピー

著:宇野 碧

紙版

内容紹介

今夜、ひとりでキッチンに立ちたくなる一冊。

第一話 カレーの混沌
旅先での出来事をきっかけに、人生の「迷子」になってしまった大学院生。
ひと皿:スパイスと「ある物」を使って作るカレー

第二話 完璧なパフェ
家事と仕事と子育てに追われ、自分の好きなものを忘れてしまった母親。
ひと皿:「彼女にとって」一点の曇りもなく完璧なマンゴーパフェ

第三話 肉を焼く
キャリアを地道に積み上げるも、周りとのライフステージの変化に思い悩む医師。
ひと皿:生きる力を取り戻すための肉

最終話 レスト・イン・ビーンズ
町田診療所の主、モネの過去が明らかに。いま、豆を愛したある人のことを偲ぶ。
ひと皿:持ち寄った、それぞれの大切な料理

「どうして私たちは、大切なことから真っ先に忘れるようにできているのだろう」

著者略歴

著:宇野 碧
1983年神戸生まれ。大阪外国語大学外国語学部卒。放浪生活を経て、現在は和歌山県在住。2022年、『レペゼン母』で第16回小説現代長編新人賞を受賞しデビュー。旅、本、食を愛する。著者公式ウェブサイト(aoi-uno.com)。

ISBN:9784065318072
出版社:講談社
判型:4-6変
ページ数:264ページ
定価:1700円(本体)
発行年月日:2023年07月
発売日:2023年07月12日