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ティラノサウルス解体新書

著:小林 快次

紙版

内容紹介

ティラノサウルスと小林快次博士という訴求力満点の最強タッグが贈る、知的好奇心にこたえる一冊!
これまで二十数種が見つかっているティラノサウルスの仲間。しかし、その全貌は複雑で、全体を解説している本や図鑑はありませんでした。
本書は、これまでに発見されたティラノサウルス類のすべてを体系的に解説。ティラノサウルスは最も研究されている恐竜ではありますが、まだまだわからないことが多いのが実際のところです。たとえば「ティラノサウルスには羽毛は生えていたのか?」という一般的な問いにさえ、まだ確定した問いはないのです。
一方で、ティラノサウルスの仲間は、北極に近いアラスカや日本にも生息していたことが分かっています。新たな発見があるたびに新しいことがわかり、そしてまた新たな謎が出てくるのがティラノサウルス研究なのです。
本書では、第一部「ティラノ軍団の現在」で、ティラノサウルス類全種についての最新研究を紹介。第二部では、ティラノサウルスの特徴や生態について解説していきます。ティラノサウルスという一つのグループを扱ったものとしては、圧倒的な情報量を誇る本書では、ティラノサウルスだけでなく、恐竜研究の最新の歩みをつぶさに辿ることができます。

著者略歴

著:小林 快次
1971年生まれ。1995年にワイオミング大学地質学地球物理学科卒業、サザンメソジスト大学地球科学科で日本人として初めて博士号を取得。現在は北海道大学総合博物館教授。オルニトミムス類などの獣脚類の研究のほか、デイノケイルスやカムイサウルスをはじめ、多くの恐竜の研究に携わっている。化石を発見するその能力から「ファルコン・アイ」とも呼ばれる。NHKスペシャル、ラジオの子ども科学電話相談などの出演も多数。

ISBN:9784065313152
出版社:講談社
判型:4-6
ページ数:320ページ
定価:1700円(本体)
発行年月日:2023年04月
発売日:2023年04月01日