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浪華燃ゆ

著:伊東 潤

紙版

内容紹介

わしは己に厳しくあらねばならぬ。

陽明学を究めた学者でもあり、大坂町奉行の敏腕与力でもあった大塩平八郎は、家族、門人たちをも巻き込んで、命を懸けた世直しに挑む。

立場にあぐらをかき、豪商と結託して私腹を肥やす上役ども。
立身出世に目がくらみ、悪事に立ち向かえない同僚、同輩。
世のため人のためにならぬ御託ばかりを並べる学者たち。

この男は、すべての不正を許さない!

江戸幕府の瓦解はここから始まった。
歴史時代小説の実力派・伊東潤が大塩平八郎の乱を描く!

著者略歴

著:伊東 潤
1960年神奈川県横浜市生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。2013年『国を蹴った男』で第34回吉川英治文学新人賞、『義烈千秋 天狗党西へ』で第2回歴史時代作家クラブ賞作品賞、『巨鯨の海』で第4回山田風太郎賞および第1回高校生直木賞(2014年)、2014年『峠越え』で第20回中山義秀文学賞を受賞する。他の著書に『天下を買った女』『修羅奔る夜』『天下大乱』などがある。

ISBN:9784065308134
出版社:講談社
判型:4-6変
ページ数:384ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2023年03月
発売日:2023年03月15日