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KS情報科学専門書

新しいヒューマンコンピュータインタラクションの教科書 基礎から実践まで

著:玉城 絵美

紙版

内容紹介

人間とコンピュータのより豊かな共存を目指す学問、ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)の全体像を、気鋭の研究者が解説。
HCIの概要から、人間やコンピュータの情報入出力の特性、HCIの設計のポイントや評価技法、近年の技術について、豊富な図と具体例で説き明かす。
新しいインタフェースの開発にも、今あるインタフェースの改良にも役立つ実践的な内容。
学生はもちろん、コンピュータに関わるすべての人必携の一冊!

▼推薦・石井 裕氏(マサチューセッツ工科大学 教授/MITメディアラボ 副所長)
「人とコンピュータとの対話技術(HCI)の歴史と最先端を学べる本書は、人と技術が共存する未来を考えるために必須な羅針盤。」


【目次】
第1章 ヒューマンコンピュータインタラクションとは
第2章 人間の感覚
第3章 HCIの情報入出力
第4章 これからのインタフェース
第5章 インタフェースのデザイン
第6章 ヒューマンエラー
第7章 人間中心デザイン
第8章 HCIの評価実験
第9章 ユーザインタフェースの設計
第10章 発展するHCI

目次

第1章 ヒューマンコンピュータインタラクションとは
 1.1. HCIの概要
 1.2. HCIの歴史
 1.3. 他分野とのつながり
 1.4. 産業とのつながり
第2章 人間の感覚
 2.1. 人間の感覚の概要
 2.2. 特殊感覚
 2.3. 体性感覚
 2.4. その他の感覚
 2.5. マルチモーダルとクロスモーダル
第3章 HCIの情報入出力
 3.1. インプットとアウトプット
 3.2. CUIとGUIによる情報を入出力する手法
 3.3. インプットインタフェースとアウトプットインタフェース
第4章 これからのインタフェース
 4.1. 毎年新しく製品化されるインタフェース
 4.2. これからのインプットインタフェース
 4.3. これからのアウトプットインタフェース
 4.4. インタフェース開発に際する留意点
第5章 インタフェースのデザイン
 5.1. システムをデザインする3つのモデル
 5.2. 制約
 5.3. アフォーダンスとシグニファイア
 5.4. マッピング
 5.5. フィードバック
 5.6. 標準化
第6章 ヒューマンエラー
 6.1. ヒューマンエラーの分類
 6.2. 行為の7段階モデル
 6.3. BADUI
第7章人間中心デザイン
 7.1. 情報デザイン
 7.2. HCDにおける観察
 7.3. HCDにおける理解
 7.4. HCDにおける設計
 7.5. HCDにおける評価
第8章 HCIの評価実験
 8.1. HCIの評価実験の概要
 8.2. 統計分析での注意点
 8.3. アンケートによる評価
 8.4. 生体情報による評価
 8.5. マルチエージェントシステムによる評価
第9章 ユーザインタフェースの設計
 9.1. デザインの4原則
 9.2. 操作に関する配慮:フィッツの法則
 9.3. 情報量への配慮
 9.4. ユーザが望むもの
 9.5. ユーザの記憶に残るもの
 9.6. UIとUX開発時のチェックリスト
第10章 発展するHCI
 10.1. xRの定義と事例
 10.2. 新しいユーザインタフェースでアクセスする世界
 10.3. 人間拡張とボディシェアリング
 10.4. ブレインマシンインタフェース
 10.5. タンジブルユーザインタフェース

著者略歴

著:玉城 絵美
琉球大学工学部教授/H2L, Inc. CEO
1984年沖縄生まれ.2006年琉球大学工学部情報工学科卒業.筑波大学大学院システム情報工学研究科修士課程,東京大学大学院学際情報学府博士課程を修了(総長賞受賞)し,ヒューマンコンピュータインタラクションを研究.2011年ヒトの手の動きを電気刺激で制御する「ポゼストハンド」を発表し,同年米TIME誌の「世界の発明50」に選出される.米ディズニー・リサーチ社インターン,早稲田大学理工学術院准教授などを経て,2021年より琉球大学工学部教授.2012年H2L, Inc. 創業(2021年よりCEO).2020年国際会議Augmented HumanにてSpecial Recognition Award受賞.2022年World OMOSIROI Award 8th. 受賞.

ISBN:9784065302637
出版社:講談社
判型:A5
ページ数:192ページ
定価:2400円(本体)
発行年月日:2023年02月
発売日:2023年02月16日