出版社を探す

星海社FICTIONS

佐藤友哉デビュー20周年記念復刊企画 クリスマス・テロル invisible×inventor

著:佐藤 友哉
絵:笹井 一個

紙版

内容紹介

“戦慄の19歳”、再び!
ゼロ年代きってのマスターピースがいま蘇る……!

佐藤友哉デビュー20周年記念復刊企画

女子中学生・冬子(とうこ)が「本物の衝動」に突き動かされてたどり着いた見知らぬ孤島。
そこで出会った青年から冬子はある男の「監視」を依頼される。
密室状態の岬の小屋に完璧にひきこもり、ノートパソコンに向かって黙々と作業を続ける男。その男の「監視」をひたすら続ける冬子。双眼鏡越しの「見る」×「見られる」関係が逆転するとき、一瞬で世界は崩壊する!
「書く」ことの孤独と不安を描ききった問題作中の問題作。あるいは傑作。

〈解説=島本理生〉
時代が変わった今もこの物語はあいかわらず異端で、それでいて小説や読者に対して、これほど普遍的な問いを投げつける作品はないーー

著者略歴

著:佐藤 友哉
小説家。1980年生まれ。2001年に『フリッカー式 鏡公彦にうってつけの殺人』(講談社ノベルス)で第21回メフィスト賞を受賞しデビューする。2007年『1000の小説とバックベアード』(新潮社)で三島由紀夫賞を受賞。近年では純文学をメインフィールドとして活躍している。『星の海にむけての夜想曲』、『ダンガンロンパ十神』シリーズ、『転生!太宰治』シリーズ(星海社)、『デンデラ』、『ベッドサイド・マーダーケース』(新潮社)など著作多数。
絵:笹井 一個
イラストレーター。1975年生まれ。ミステリから児童書まで、色彩やデザインの妙と退廃的なナイーブさを湛えたキャラクター描写で卓抜した書籍装画を手がける。『フリッカー式 鏡公彦にうってつけの殺人』を含む佐藤友哉〈鏡家サーガ〉、大塚英志『多重人格探偵サイコ REAL』(徳間デュアル文庫)、辻村深月『子どもたちは夜と遊ぶ』(講談社)、阿津川辰海『名探偵は嘘をつかない』(光文社)など装画を手がけた小説作品多数。2018年逝去。

ISBN:9784065270837
出版社:星海社
判型:B6
ページ数:224ページ
定価:1350円(本体)
発行年月日:2022年02月
発売日:2022年02月16日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ