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講談社文庫

歪んだ波紋

著:塩田 武士

紙版

内容紹介

ニュースという名の「悪意」――。
累計75万部突破『罪の声』の著者、真骨頂の報道小説!


地方紙記者の沢村は、調査報道チームのデスクから一枚の写真を見せられる。
同僚記者が、ひき逃げ事件の犯行車両とスクープしたものだ。
「この車、遺族宅にあるらしい」。
沢村は取材へ急行する。
犯人は家族なのか――(「黒い依頼」)。

「誤報」を通じて現代社会の虚と実に迫る、著者会心の傑作。

NHKドラマ原作
吉川英治文学新人賞受賞作

解説 武田砂鉄(ライター)

著者略歴

著:塩田 武士
1979年兵庫県生まれ。関西学院大学卒業後、神戸新聞社に勤務。2010年『盤上のアルファ』で第5回小説現代長編新人賞、11年、将棋ペンクラブ大賞を受賞。同書は19年NHKでドラマ化された。12年、神戸新聞社を退社。16年、『罪の声』で第7回山田風太郎賞を受賞、同書は「週刊文春ミステリーベスト10」第1位、第14回本屋大賞第3位にも選ばれた。19年『歪んだ波紋』で第40回吉川英治文学新人賞を受賞。ほかの著書に『女神のタクト』『ともにがんばりましょう』『崩壊』『雪の香り』『拳に聞け!』『騙し絵の牙』『歪んだ波紋』『デルタの羊』などがある。

ISBN:9784065260357
出版社:講談社
判型:文庫
ページ数:368ページ
定価:780円(本体)
発行年月日:2021年11月
発売日:2021年11月16日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ