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講談社文庫

竹中平蔵 市場と権力 「改革」に憑かれた経済学者の肖像

著:佐々木 実

紙版

内容紹介

日本でもっとも危険な男の物語。

この国を”超格差社会”に変えてしまった中心人物はこの男だった!
「改革」の名のもと、法律を駆使しながら、社会を次々と大胆に改造してしまう。まるで政商のように利にさとく、革新官僚のごとく政治家を操る経済学者ーー。「フェイク(偽物)の時代」に先駆けた“革命家”の等身大の姿とは。

経済学者、国会議員、企業経営者の顔を巧みに使い分け、「日本の構造改革」を20年にわたり推し進めてきた“剛腕”竹中平蔵。猛烈な野心と虚実相半ばする人生を、徹底した取材で描き切る、大宅壮一ノンフィクション賞、新潮ドキュメント賞ダブル受賞の傑作評伝。

はじめに 「改革」のメンター
1章    和歌山から東京へ
2章    不意の転機
3章    アメリカに学ぶ
4章    仮面の野望
5章    アメリカの友人
6章    スケープゴート
7章   郵政民営化
8章   インサイド・ジョブ
おわりに ホモ・エコノミカスたちの革命

目次

はじめに 「改革」のメンター
1章    和歌山から東京へ
2章    不意の転機
3章    アメリカに学ぶ
4章    仮面の野望
5章    アメリカの友人
6章    スケープゴート
7章   郵政民営化
8章   インサイド・ジョブ
おわりに ホモ・エコノミカスたちの革命

著者略歴

著:佐々木 実
佐々木実(ささき・みのる)
1966年大阪府出身。大阪大学経済学部を卒業後、91年に日本経済新聞社に入社。東京本社経済部、名古屋支社に勤務。95年に退社し、フリーランスのジャーナリストとして活動している。2013年に出版した『市場と権力 「改革」に憑かれた経済学者の肖像』(小社刊)で第45回大宅壮一ノンフィクションと第12回新潮ドキュメント賞をダブル受賞。社会的共通資本の経済学を提唱した宇沢弘文に師事し、彼の生涯を描いた『資本主義と闘った男 宇沢弘文と経済学の世界』(小社刊)で第6回城山三郎賞と第19回石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞をダブル受賞した。

ISBN:9784065210901
出版社:講談社
判型:文庫
ページ数:448ページ
定価:900円(本体)
発行年月日:2020年09月
発売日:2020年09月12日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KCZ