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高畑充希が演じる役はなぜ忖度できない若者ばかりなのか

編著:堀井 憲一郎

紙版

内容紹介

トレンディードラマと呼ばれるジャンルが登場したのが、昭和の終わりから平成の始まるころと言われます。それから約30年の間、ドラマを見続けて来たコラムニスト・堀井憲一郎氏が、ドラマに登場する俳優たちの演じる役柄を通して、ドラマのおもしろさ、俳優の演技のすばらしさを独自の視点で考察。表題作をはじめとして全15編を収録。テレビ好き、ドラマ好きの心をくすぐる1冊です。

目次

・高畑充希が演じる役はなぜ忖度できない若者ばかりなのか
・生田斗真の「働いたら負け」とおもわせる力
・木村拓哉が演じる役には世界を変えてしまう力がある
・多部未華子の役どころは、真面目に見られる女子の苦悩を一手に引き受けている
・驚くほど幅の広い役を演じるフェミニンな深田恭子の魅力
・小芝風花が見せる居場所を与えられない若者の苦悩
・ああいう人に私もなりたいとおもわせる吉高由里子の力
・ひたすら切なく古風な香り、有村架純の役どころ
・二階堂ふみが醸し出す妖しい世界
・石原さとみの演じる役は、なかなか幸せにはなれていない
・戸田恵梨香の「どんな役でもやれる」という役割
・新垣結衣が演じる役は、世界を明瞭にして、すべてを受け入れる
・綾瀬はるかの役柄は「自己肯定していく力」が魅力
・配役を通してこれからの大河ドラマを考える
・注目度が半端ではない朝ドラヒロインの世界

著者略歴

編著:堀井 憲一郎
コラムニスト。1958年京都市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。徹底的に調査して書くというスタイルで、雑誌「テレビブロス」(東京ニュース通信社)の草創期にカウントダウン・コラムニストとして、名物コラム「かぞえりゃほこりのでるTV」を連載。その後、「週刊文春」連載で人気を博し、テレビ・ラジオにも活動の場を広げる。著書に『ホリイのずんずん調査』(文藝春秋)、『東京ディズニーリゾート便利帖』(新潮社)、『愛と狂瀾のメリークリスマス』(講談社現代新書)、『ねじれの国、日本』(新潮新書)、『いますぐ書け、の文章法』(ちくま新書)、『1971年の悪霊』(角川新書)、『ボーっとディズニーランド行ってんじゃねーよ』(双葉社)、『教養として学んでおきたい落語』(マイナビ新書)、『文庫本は何冊積んだら倒れるか』(本の雑誌社)、『平成が終わったらテレビからいなくなってたものたち』(東京ニュース通信社)などがある。

ISBN:9784065190920
出版社:東京ニュース通信社
判型:4-6
ページ数:210ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:2020年07月
発売日:2020年07月03日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:ATF