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文学の扉

ぼくと母さんのキャラバン

著:柏葉 幸子
著:泉 雅史

紙版

内容紹介

ジブリの劇場版アニメ『千と千尋の神隠し』に多大な影響を与えた『霧のむこうのふしぎな町』の著者、柏葉幸子さんの新作ファンタジー!

最近、トモの母さんの様子が、どうもおかしい。いきなり髪をベリーショートにしたり、出不精なのに街のあちこちに出かけていたり、父さんやトモが話かけてもぼんやりしていたり……。
ある夜、のどがかわいたトモが冷蔵庫の牛乳を飲もうとしたら、うしろに母さんより大きなネズミが立っていた! それに、家から母さんがいなくなっている!!
トモたちの暮らす八巻市(やまきし)は、どうやら巨大ネズミやクマやウサギがしゃべる不思議な世界とまじわってしまったようだ。そして母さんは、この世界のラクダのキャラバンを引いて、あるものを山の展望台にとどける約束をしていて、そのルートを下調べしている最中に、ふたつの世界のどこかにまぎれこんでしまったみたい……。
トモは、母さんの代わりにキャラバンを引いて、母さんをさがす旅に出ることにした。
【対象:小学中級以上】

目次

1 母さんが変わった?
2 母さんがいない!
3 前殿の世界
4 キャラバン、出発!
5 矢板橋の橋守
6 アーケード商店街の主
7 キャラバンの卵
8 ムカデ姫
9 みつ先生
10 橋守たち
11 夜明け

著者略歴

著:柏葉 幸子
1953年、岩手県生まれ。東北薬科大学卒業。『霧のむこうのふしぎな町』(講談社)で第15回講談社児童文学新人賞、第9回日本児童文学者協会新人賞を受賞。『ミラクル・ファミリー』(講談社)で第45回産経児童出版文化賞フジテレビ賞を受賞。『牡丹さんの不思議な毎日』(あかね書房)で第54回産経児童出版文化賞大賞を受賞。『つづきの図書館』(講談社)で第59回小学館児童出版文化賞を受賞。『岬のマヨイガ』(講談社)で第54回野間児童文芸賞受賞。ほかの著書に、『竜が呼んだ娘』(朝日学生新聞社)、『モンスター・ホテルでオリンピック』(小峰書店)、『あんみんガッパのパジャマやさん』(小学館)など。

ISBN:9784065186152
出版社:講談社
判型:A5
ページ数:160ページ
定価:1400円(本体)
発行年月日:2020年04月
発売日:2020年04月23日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:YFB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ