内容紹介
学生時代に杉本の「親友」だった、粗暴で自己中的な男、三浦。病に臥せる三浦を、杉本は十二年ぶりに病院に見舞う。そこから再び始まった二人の奇妙な関係は、不本意な同居生活まで発展する。これはいったい、友情か、愛情か、執着 か……。傑作BL『箱の中』の作者が、執拗かつ理不尽な同性同士の愛を描く。
カバーイラスト:丹地陽子
著者略歴
著:木原 音瀬
(このはら・なりせ)
高知県生まれ。1995年「眠る兎」でデビュー。不器用でもどかしい恋愛感情を生々しくかつ鮮やかに描き、ボーイズラブ小説界で不動の人気を持つ。『箱の中』と続編『檻の外』は刊行時、「ダ・ヴィンチ」誌上にてボーイズラブ界の芥川賞作品と評され、話題となった。ほかの著書に『美しいこと』『秘密』『罪の名前』『さようなら、と君は手を振った』『月に笑う』『ラブセメタリー』など多数。
ISBN:9784065162798
。出版社:講談社
。判型:文庫
。ページ数:320ページ
。定価:680円(本体)
。発行年月日:2020年02月
。発売日:2020年02月12日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ。