講談社文芸文庫
高濱虚子 並に周囲の作者達
著:水原 秋櫻子
紙版
内容紹介
文学青年でありながら、家庭の事情でやむを得ず東大医学部へ入学した秋櫻子。在学中に出会った高濱虚子の文章に感銘を受け、自らも作句を始めた秋櫻子は、虚子に師事し、「ホトトギス」の中心的同人になりながらも、やがて虚子の客観写生を旨とした「花鳥諷詠」俳句に反発を感じていく。虚子との出会いと決別までを、松根東洋城、原石鼎、山口誓子、高野素十らとの交流や実作への批評とともに描く、歴史的名著。
目次
渋柿社
ホトトギス雑詠
震災前後
客観写生
俳句の調べ
虚子庵忘年会
友情
花鳥諷詠
句集「葛飾」
別離