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講談社の翻訳絵本

かがくのとびらシリーズ

ぼくたちは みんな 旅をする

著:ローラ・ノウルズ
著:クリス・マッデン
訳:石川 直樹

紙版

内容紹介

動物たちが語る、はるかなる旅の物語―。

この本に出てくることは、すべて本当のお話です。
海を越えて、陸を超えて、大移動する動物たちの旅のお話。
暖かい土地を求めて。食べ物を求めて。もしくは、子どもを育てるぴったりの場所を求めて。
もしあなたがふと空を見上げて、飛んでいる鳥をみつけたら、想像してみてください。
遠い地球の裏側から旅をしてきたかもしれません。
語りかけるような文章が読み聞かせにぴったり。やさしい科学絵本です。

ぼくたちは、オサガメ。
陸の上ではのろまだけど、海のなかではとてもながい距離を泳ぐんだ。
大好物のクラゲの群れを探して、1万キロも旅をするんだよ。
どんなに遠くへ泳いでいったって、自分が産まれた海岸へちゃんともどってくることができる。
そして、同じ場所で卵を産むのさ。
こんな旅、誰にもできないんじゃないかなあ。

わたしたちは、ホッキョクグマ。.
冬がくるのをじっと待っている。
海水が凍るのを、まだかまだかとまちかまえていた。
今なら旅ができる。氷の上をどこまでもどこまでも。
凍った北極海でえものをつかまえる。
子どもたちは、この寒くてまっしろな世界で
どうやって生きていくかをまなんでいく。
旅をしながら、りっぱに成長していくんだ。

しかし、このまま地球温暖化がすすめば
氷はとけてなくなってしまうだろう。
氷がなければ、えものもとれない。
あたたかく、しめった世界になってしまったら、
わたしたちはいったいどうやって生きればいいのだろうか・・・。

25種類もの動物たちの物語を一挙ご紹介します。

著者略歴

著:ローラ・ノウルズ
児童文学作家。2017年、マーガレット・マレット児童ノンフィクション賞を受賞。自然科学と芸術が融合した作品を得意とする。ロンドンで猫と金魚と一緒に暮らしている。
著:クリス・マッデン
イングランド・サルフォード生まれのイラストレーター。ストックポート大学でビジュアルアーツを専攻。主に新聞や雑誌の挿絵を中心に活躍している。マンチェスターで妻と一人息子と一緒に暮らしている。
訳:石川 直樹
1977年東京生まれ。写真家。東京芸術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。人類学、民俗学などの領域に関心を持ち、辺境から都市まであらゆる場所を旅しながら、作品を発表し続けている。『NEW DIMENSION』(赤々舎)、『POLAR』(リトルモア)により、日本写真協会新人賞、講談社出版文化賞。『CORONA』(青土社)により土門拳賞を受賞。最新刊に、ヒマラヤの8000m峰に焦点をあてた写真集シリーズの6冊目となる『AmaDablam』(SLANT)、初台オペラシティにて開催された個展のカタログでもある大冊『この星の光の地図を写す』(リトルモア)などがある。都道府県別47冊の写真集を刊行する『日本列島』プロジェクト(SUPER LABO×BEAMS)も進行中。

ISBN:9784065134559
出版社:講談社
判型:A4変
ページ数:64ページ
定価:1900円(本体)
発行年月日:2019年07月
発売日:2019年07月02日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:YBC
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:YNN
国際分類コード【Thema(シーマ)】 3:PSV