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ヨーコさんの“言葉” じゃ、どうする

文:佐野 洋子
絵:北村 裕花

紙版

内容紹介

大好評! NHKの人気番組「ヨーコさんの“言葉”」ついにシリーズ完結です。
「ヨーコさんのような、心が自由な人がいい」「流されずに生きたい人におすすめの本」「ヨーコさんの言葉はきびしいけど心地いい」「『どう生きるか』は『どうものごとを捉えるか』だった!!」ほか、シリーズに寄せられるお便りも続々。

世界で大ベストセラーの絵本『100万回生きたねこ』の著者、佐野洋子さんによるエッセイは、鋭くておもしろい、そして本当の優しさをもっています。ヨーコさんの世界観にぴったりだと大好評の北村裕花さんの250点近いイラストも、オールカラーで収録。
第1話「とどのつまり人は食う」は恋人を略奪婚された女友達や海外で出会った初老の男性との食にまつわる切ない逸話。第2話の「先入観」で、ヨーコさんはイケメンへの考え方を180度転換します! 母親とのほろ苦い思い出を描いた「口紅」、認知症への心配が高じたヨーコさんの日々「じゃ、どうする」、そして友情の深層心理に思わず「やられた!」と言いたくなる最後の1篇。
第5弾、シリーズ完結も人生の真実に笑えて泣ける1冊です。

目次

その1 とどのつまり人は食う
その2 先入観
その3 大地(はは)
その4 口紅
その5 私は母も子供だったのかと大変驚いた
その6 もう東京には行きません
その7 親切だなあ
その8 じゃ、どうする
その9 あとがき

著者略歴

文:佐野 洋子
さの・ようこ――1938年、中国・北京で生まれ、終戦後、日本に引き揚げました。1958年、武蔵野美術大学に入学。1967年、ベルリン造形大学でリトグラフを学びます。著書の絵本では、ロングセラーとなった『100万回生きたねこ』(講談社)や第8回講談社出版文化賞絵本賞を受賞した『わたしのぼうし』(ポプラ社)ほかがあります。童話にも、『わたしが妹だったとき』(偕成社)第1回新美南吉児童文学賞受賞作などがあり、そのほかに『ふつうがえらい』(新潮文庫)をはじめとするエッセイも執筆、『神も仏もありませぬ』(ちくま文庫)では第3回小林秀雄賞を受賞しました。2003年、紫綬褒章受章。2010年、永眠。享年72。
絵:北村 裕花
きたむら・ゆうか――1983年、栃木県に生まれました。多摩美術大学を卒業。2011年、絵本作家としての初期作品『おにぎりにんじゃ』が第33回講談社絵本新人賞佳作に。そのほか絵本には、『かけっこ かけっこ』(講談社)、『ねねねのねこ』(絵本館)、『おにぎりにんじゃ おこめがはまのけっせん』(講談社)、『トンダばあさん』(小さい書房)などがあります。

ISBN:9784065127834
出版社:講談社
判型:A5
ページ数:176ページ
定価:1300円(本体)
発行年月日:2018年08月
発売日:2018年08月23日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNL
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:DS
国際分類コード【Thema(シーマ)】 3:1FPJ