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講談社文芸文庫

海舟余波

わが読史余滴

著:江藤 淳

紙版

内容紹介

鳥羽・伏見の戦で「朝敵」の汚名をこうむったことで、天朝への恭順の意を固めた徳川最後の将軍・慶喜の代ににわかに幕府の全権を担い、誰一人理解者のいないまま江戸城無血開城、幕府消滅まで戦意を秘めつつ「鎮静」を貫き、見事火消し役を務めた勝海舟。新政府での立身を福沢諭吉に批判されながらも国家安寧を支え続けた、維新の陰の立役者の真の姿を描き出した渾身の力作評論。


江藤淳が惚れ込んだ「生得の政治的人間」が思い描いた国家像とは?

鳥羽・伏見の戦で「朝敵」の汚名をこうむったことで、天朝への恭順の意を固めた徳川最後の将軍・慶喜の代ににわかに幕府の全権を担い、誰一人理解者のいないまま江戸城無血開城、幕府消滅まで戦意を秘めつつ「鎮静」を貫き、見事火消し役を務めた勝海舟。新政府での立身を福沢諭吉に批判されながらも国家安寧を支え続けた、維新の陰の立役者の真の姿を描き出した渾身の力作評論。

ISBN:9784065122457
出版社:講談社
判型:文庫
ページ数:416ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2018年07月
発売日:2018年07月12日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNB