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講談社+α新書

トランプと自衛隊の対中軍事戦略

地対艦ミサイル部隊が人民解放軍を殲滅す

著:北村 淳

紙版

内容紹介

北朝鮮の核問題の収束後、トランプ大統領は本気で中国を叩く!二〇二二年から二六年のあいだに実施されると見られる「グレートバリア戦略」は、トランプ政権が日本をも巻き込んで推し進める対中軍事戦略。世界で唯一の自衛隊地対艦ミサイル連隊が主役となり、日本が開発・製造した地対艦ミサイルが、中国軍を無力化する!本書のシミュレーションは空想的な未来戦記ではない。二〇二X年に東シナ海と南シナ海で起こる「現実」なのだ


 北朝鮮の核問題が片付いたあと、トランプ大統領は、本気で中国を叩く!! 
 二〇二二年から二六年のあいだに実施されると見られる「グレートバリア戦略」とは何か――東シナ海と南シナ海で起こる事態を、アメリカ海軍SEALsや海兵隊武装偵察部隊ForCEREConなどが戦術検証のために用いる手法の進化版「レッドセル分析」に基づき、具体的に描写する。
 この「グレートバリア戦略」は、トランプ政権が日本をも巻き込んで推し進める対中軍事戦略。元アリカ太平洋軍司令官ハリー・ハリス海軍大将が、「南シナ海や東シナ海の海域で中国海軍に対抗するには、海洋戦力だけではなく陸上戦力による対艦攻撃能力を強化して、活用しなければならない」と述べるように、世界で唯一の自衛隊地対艦ミサイル連隊が主役となり、日本が開発・製造した地対艦ミサイルが、中国軍を無力化する!!
 ――本書のシミュレーションは、決して空想的な未来戦記ではない。それらは、二〇二X年に「グレートバリア戦略」が実施された場合、東シナ海と南シナ海で現実となる状況なのだ。

目次

 

著者略歴

著:北村 淳
北村淳(きたむら・じゅん)

アメリカ海軍アドバイザー(政治社会学博士)。東京都に生まれる。東京学芸大学教育学部卒業。警視庁公安部勤務後、1989年に北米に渡る。ハワイ大学ならびにブリティッシュ・コロンビア大学で助手・講師等を務め、戦争発生メカニズムの研究によってブリティッシュ・コロンビア大学で政治社会学博士号を取得。専攻は戦略地政学ならびに海軍戦略論。軍隊の内部でフィールドリサーチを行う数少ない日本人で、米シンクタンクで海軍アドバイザーを務める。シアトル在住。
著書には、『アメリカ海兵隊のドクトリン』(芙蓉書房)、『米軍の見た自衛隊の実力』(宝島社)、『海兵隊とオスプレイ』(並木書房)、『巡航ミサイル1000億円で中国も北朝鮮も怖くない』(講談社+α新書)などがある。

ISBN:9784065116548
出版社:講談社
判型:新書
ページ数:240ページ
定価:860円(本体)
発行年月日:2018年06月
発売日:2018年06月22日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JW