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ブルーバックス

生物はウイルスが進化させた

巨大ウイルスが語る新たな生命像

著:武村 政春

紙版

内容紹介

数十億年前、いま最も注目を集めるあるウイルスの祖先が誕生した。ヒトや細菌とは遺伝的系統を異にする彼らが、私たちの〈共通祖先〉に感染し、生物の発展・繁栄に不可欠なDNAや細胞核をもたらした!?そして、その子孫たる「巨大ウイルス」が明らかにする、生命と進化の知られざるからくりとは?日本初の巨大ウイルス=トーキョーウイルスの発見者が語る、生物進化のアナザーヒストリー。


生命への見方ががらりと変わる!

進化とは何か?
ウイルスはそれにどう関わったか?
そして生命とは?
「常識が覆る快感」を味わう、極上の生命科学ミステリー。


巨大ウイルスが引き起こす「コペルニクス的転回」!

数十億年前、いま最も注目を集めるあるウイルスの祖先が誕生した。

ヒトや細菌とは遺伝的系統を異にする彼らが、私たちの〈共通祖先〉に感染し、生物の発展・繁栄に不可欠なDNAや細胞核をもたらした!?

そして、その子孫たる「巨大ウイルス」が明らかにする、生命と進化の知られざるからくりとは?

日本初の巨大ウイルス=トーキョーウイルスの発見者が語る、生物進化のアナザーヒストリー。

目次

はじめに 巨大ウイルスが問いかける「謎」
第1章 巨大ウイルスのファミリーヒストリー
    ――彼らはどこから来たのか
第2章 巨大ウイルスが作る「根城」
    ――彼らは細胞の中で何をしているのか
第3章 不完全なウイルスたち
    ――生物から遠ざかるのか、近づくのか
第4章 ゆらぐ生命観
    ――ウイルスが私たちを生み出し、進化させてきた!?

著者略歴

著:武村 政春
武村政春(たけむら・まさはる)
一九六九年、三重県津市生まれ。一九九八年、名古屋大学大学院医学研究科修了。医学博士。名古屋大学助手等を経て、現在、東京理科大学理学部第一部教授。専門は、巨大ウイルス学、生物教育学、分子生物学、細胞進化学。著書に『DNA複製の謎に迫る』『生命のセントラルドグマ』『たんぱく質入門』『新しいウイルス入門』『巨大ウイルスと第4のドメイン』(いずれも講談社ブルーバックス)のほか、『レプリカ~文化と進化の複製博物館』(工作舎)、『DNAの複製と変容』(新思索社)、『ベーシック生物学』(裳華房)、『マンガでわかる生化学』(オーム社)など多数。趣味は書物の蒐集、読書、ピアノ、落語、妖怪など。

ISBN:9784065020104
出版社:講談社
判型:新書
ページ数:256ページ
定価:980円(本体)
発行年月日:2017年04月
発売日:2017年04月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:PDZ
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:PSG