講談社学術文庫
明治人の力量
日本の歴史 21
著:佐々木 隆
紙版
内容紹介
列強に伍す強国へ――「不羈独立」の険しい道程
帝国憲法制定、議会政治の進展、条約改正、軍事力増強と大陸進出
列強から認知され、侵略の危機を回避するために、日本は「不羈独立」を国家目標とした。帝国憲法制定、藩閥と政党による議会政治の進展、条約改正、軍事力強化と朝鮮半島・大陸への関与は、西欧に伍す強国たらんとした苦闘の姿にほかならなかった。帝国議会の攻防の日々、調整者としての天皇、一般人の生活等、新知見を満載して描く近代日本の実像。