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講談社文芸文庫

その言葉を/暴力の舟/三つ目の鯰

著:奥泉 光

紙版

内容紹介

東京で三年ぶりに再会した、故郷の俊才の変わり果てた姿「その言葉を」。他人の怒りと攻撃性を誘発せずにはおかない、風変わりな先輩との四年間「暴力の舟」。父の葬式で一堂に会した親族たちの、幼い頃は窺い知れなかったそれぞれの事情「三つ目の鯰」。七〇年代の青春の一光景を映し出す、瑞々しい初期中篇三作。


東京で三年ぶりに再会した、
故郷の俊才の変わり果てた姿「その言葉を」。
他人の怒りと攻撃性を誘発せずにはおかない、
風変わりな先輩との四年間「暴力の舟」。
父の葬式で一堂に会した親族たちの、
幼い頃は窺い知れなかったそれぞれの事情「三つ目の鯰」。
七〇年代の青春の一光景を映し出す、瑞々しい初期中篇三作。

目次

その言葉を
暴力の舟
三つ目の鯰
著者から読者へ
年譜
著書目録

著者略歴

著:奥泉 光
奥泉光(1956.2.6~) 小説家。山形県生まれ。国際基督教大学教養学部人文科学科卒。同大学院博士前期課程修了。現在、近畿大学教授。1986年「地の鳥 天の魚群」がすばる文学賞最終候補となる。90年『ノヴァーリスの引用』で野間文芸新人賞、瞠目・反文学賞、94年『石の来歴』で芥川賞、2009年『神器 軍艦「橿原」殺人事件』で野間文芸賞、2014年『東京自叙伝』で谷崎潤一郎賞を受賞。他の著書に『蛇を殺す夜』、『バナールな現象』、『「吾輩は猫である」殺人事件』、『グランド・ミステリー』、『シューマンの指』他多数。

ISBN:9784062902519
出版社:講談社
判型:文庫
ページ数:368ページ
定価:1750円(本体)
発行年月日:2014年12月
発売日:2014年12月11日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ