講談社現代新書
戦国誕生
中世日本が終焉するとき
著:渡邊 大門
紙版
内容紹介
空洞化する将軍・天皇・守護職、激化する応仁・文明の乱。激動の15世紀半ばを活写する。幕府と朝廷の体制はいかに崩壊したか。無力な青年将軍。策動をくりかえす近臣たち。「辞めたい」と口にする天皇──。応仁・文明の乱など激動する十五世紀半ば、「権威」から「権力」へと、時代の転換する様相を描き出す。(講談社現代新書)
旧体制はいかに崩壊したか
無力な青年将軍。策動をくりかえす近臣たち。「辞めたい」と口にする天皇、
急速に台頭する守護代――。
応仁・文明の乱など激動する十五世紀半ば、「権威」から「権力」へと、
時代の転換する画期を描きだす。
目次
はじめに
第一章 資質なき将軍の肖像――八代将軍足利義政の誕生
第二章 将軍権力の行方――暗躍する守護・近臣たち
第三章 天皇の苦悩――下降する朝廷権威
第四章 応仁・文明の乱と分裂する幕府――本格化する戦国
第五章 守護職を求める人びと――戦国的実力支配の展開
第六章 明応の政変そして戦国へ――中世日本の解体
おわりに