講談社現代新書
カペー朝
フランス王朝史 1
著:佐藤 賢一
紙版
内容紹介
「時間を超えた逆転劇」、それが、冴えない始祖、ユーグ・カペーが頭の中で描いていたことなのか? 「名ばかりの王」から300年の時を経て、ローマ教皇、神聖ローマ皇帝と並ぶ権力者としてヨーロッパに君臨するまでの物語。 (講談社現代新書)
カペー朝の始祖ユーグ・カペーは凡庸な男でした。周りを強力にして華麗な敵たちに囲まれながら、どのように王家はローマ教皇や神聖ローマ皇帝と並ぶ存在に成り上がっていったのか? フランス王朝の礎を築いたカペー家300年の軌跡を、当代一の西洋歴史小説家が鮮やかに描きます。
目次
はじめに フランス王とは誰か
1 ユーグ・カペー(987年~996年)
2 名ばかりの王たち
3 肥満王ルイ6世(1108年~1137年)
4 若王ルイ7世(1137年~1180年)
5 尊厳王フィリップ2世(1180年~1223年)
6 獅子王ルイ8世(1223年~1226年)
7 聖王ルイ9世(1226年~1270年)
8 勇敢王フィリップ3世(1270年~1285年)
9 美男王フィリップ4世(1285年~1314年)
10 あいつぐ不幸
おわりに 天下統一の物語