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文学の扉

ぐるぐるの図書室

他著:まはら 三桃
他著:菅野 雪虫
他著:濱野 京子

紙版

内容紹介

舞台は十々年小学校の図書室。もやもやっとした気持ちの小学5年生たちが、貼り紙に誘われて図書室に入ってみると、不思議な司書から、不思議な本と出会うきっかけを渡され、それぞれのラビリンスに迷い込んでしまう――。児童文学界のトップランナー5人(工藤純子、廣嶋玲子、濱野京子、菅野雪虫、まはら三桃)が、ひとつのテーマ「図書室」をめぐって競作したリレー小説が完成。巻末には、5人によるスペシャル座談会を掲載!


舞台は、十々年(ととね)小学校の図書室。
なにかの原因で、もやもやっとした気持ちを抱えている小学5年生たちが、彼らにだけ見える貼り紙に誘われて図書室に入ってみると、不思議な司書から、不思議な本と出会うきっかけを渡され、それぞれのラビリンスに迷い込んでしまう――。

児童文学のトップランナー5人が、ひとつのテーマ、「図書室」に挑んだ競作リレー小説、ここに完成!

「時のラビリンス」  工藤純子
「妖怪食堂は大繁盛」  廣嶋玲子
「秘境ループ」  濱野京子
「九月のサルは夢をみた」  菅野雪虫
「やり残しは本の中で」  まはら三桃

巻末には、児童文学作家となって2016年で10周年を迎える5人が、どのような本を読み、なぜ作家の道を志したのか、それぞれの「これまで」を振り返るとともに、「児童文学」というフィールドで作品を発表しつづける情熱を熱く熱く語り合った、スペシャル座談会を掲載します。

目次

「時のラビリンス」  工藤純子
「妖怪食堂は大繁盛」  廣嶋玲子
「秘境ループ」  濱野京子
「九月のサルは夢をみた」  菅野雪虫
「やり残しは本の中で」  まはら三桃
デビュー10周年記念 スペシャル座談会
本たちと私たちが出逢ったころのお話

著者略歴

他著:まはら 三桃
1966年、福岡県北九州市生まれ。2005年、「オールドモーブな夜だから」で第46回講談社児童文学新人賞佳作に入選し、翌年、『カラフルな闇』と改題して刊行。2011年、『おとうさんの手』(講談社)が読書感想画中央コンクール指定図書に選定される。2012年、『鉄のしぶきがはねる』(講談社)で第27回坪田譲治文学賞を受賞、2013年、第4回JBBY賞を受賞した。他の著書に、『たまごを持つように』『風味さんじゅうまる』『つくしちゃんとすぎなさん』(ともに講談社)、『伝説のエンドーくん』『白をつなぐ』(小学館)などがある。
他著:菅野 雪虫
1969年、福島県南相馬市生まれ。2002年、「橋の上の少年」で第36回北日本文学賞受賞。2005年、「ソニンと燕になった王子」で第46回講談社児童文学新人賞を受賞し、改題・加筆した『天山の巫女ソニン1 黄金の燕』でデビュー。同作品で第40回日本児童文学者協会新人賞を受賞した。「天山の巫女ソニン」シリーズ以外の著書に、『女王さまがおまちかね』(ポプラ社)、「女神のデパート」シリーズ(ポプラポケット文庫)などがある。ペンネームは、子どものころ好きだった、雪を呼ぶといわれる初冬に飛ぶ虫の名からつけた。
他著:濱野 京子
熊本県に生まれ、東京に育つ。早稲田大学卒業。『フュージョン』(講談社)で第2回JBBY賞、『トーキョー・クロスロード』(ポプラ社)で坪田譲治文学賞を受賞。おもな作品に、『木工少女』「レガッタ」シリーズ(ともに講談社)、『石を抱くエイリアン』(偕成社)、『くりぃむパン』(くもん出版)、『すべては平和のために』(新日本出版社)などがある。

ISBN:9784062832410
出版社:講談社
判型:4-6
ページ数:242ページ
定価:1400円(本体)
発行年月日:2016年10月
発売日:2016年10月28日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:YFB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ