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介護ライブラリー

完全図解 新しい介護

全面改訂版

著:大田 仁史
著:三好 春樹
編:東田 勉

紙版

内容紹介

累計17万部突破の『新しい介護』を完全改定。すべての原稿を全面改稿するとともに、実務に即した介護手技をさらに詳しく徹底解説(説明イラスト多数収録)。終末期リハビリテーションや看取りの作法など、お年寄りやそのご家族によい最期を迎えてもらうための配慮まで、あらゆる話題を網羅した介護技術の決定版です。

☆ただの増補改訂じゃありません! 本書の特長は……

[各章の概要]
●第1章 高齢者介護のはじまり
高齢者の心身の特徴や、介護者の果たすべき役割を学ぶ導入の章です。「介護とは何か」を改めて考えるきっかけとなります。
●第2章 生活づくりと介護
介護とはお年寄りの「生活づくり」であり、そこにこそ医療・看護が果たし得ない、介護の大切な役割があります。この章では高齢者の生活づくりのための基礎を学びます。
●第3章 人の動きに沿った介助法
生理学の知識に基づいた身体介助で、介護はもっと易しくなります。介護する側もされる側も楽で、かつ安全な介助法をイラストで徹底解説します。構成を改変してさらに見やすく理解しやすい誌面になったほか、外泊・温泉旅行をも視野に入れた「外出介助」まで、旧版にはなかった内容を大幅に追加しています。
●第4章 三大介護
食事、排泄、入浴の介助方法を学びます。排泄管理のコツや、固形石けんを使う利点、身体を洗う順番など、実際の介護現場で見いだされた「現場のひと工夫」を多数収録しています。
●第5章 さまざまな障害のケア
脳血管障害やパーキンソン病、関節リウマチなど、障害の特性とケアの方法を紹介します。
●第6章 認知症のケア
当事者のBPSD(いわゆる「問題行動」)を軽減し、落ち着いて生活してもらうための方法を具体的に説明します。
●第7章 介護予防
要介護状態にならないための心得だけでなく、介護を重度化させない方法も紹介します。
●第8章 終末期の介護
よい最期をむかえてもらうための「終末期リハビリテーション」を学べる章です。看取りの作法など、類書にはない内容が学べます。

目次

介護予防から看取りまで……これ1冊ですべてがわかる決定版!
【目次より抜粋】
●第1章 高齢者介護のはじまり
・お年寄りの心(高齢者の心理)
・お年寄りのからだ(高齢者の体の脆弱性について)
・介護とはなにか    ほか
●第2章 生活づくりと介護
・医療と介護のちがい
・早急に、正しくすわった生活に(座位保持の大切さ)  ほか
●第3章 人の動きに沿った介助法
・大切なのは力よりバランス(腰を痛めない介助の原則)
・立ち上がり介助のコツ
・ベッドからイスや車いすへ(移乗の方法)   ほか
●第4章 三大介護(食事、排泄、入浴を中心とするケア)
・口から食べることの大切さ
・食事介助するときのポイント
・できるだけ自力でトイレに行ってもらうには
・排泄最優先の原則
・浴槽の選び方と設置法
・脱衣の方法/浴槽に入る方法(入浴介助の実務)
・移動、外出、外泊の介助       ほか
●第5章 さまざまな障害のケア
・脳血管障害のケア(マヒ、拘縮防止法、失語症対策など)
・パーキンソン病のケア(病気の特徴、医療との連携方法)
・関節リウマチのケア(病気の特徴、関節を動かす体操法)
※高次脳機能障害、骨折、飲酒などについても解説
●第6章 認知症のケア
・認知症のケアが目指すもの(介護の認知症への関わり方)
・問題行動(BPSD)に応じた分類(「葛藤型」「回帰型」「遊離型」)
・BPSDの緩和を目指す
・当事者が落ち着く「認知症ケアの7原則」
●第7章 介護予防
・介護予防とはなにか(要介護にならない/要介護になっても介護困難にならないことを目的とする)
・お年寄りの筋力アップ体操
・廃用症候群、脱水症の予防
・緊急時にどう対応するか(救急対応、熱中症対策) ほか
●第8章 終末期の介護
・介護期・終末期リハビリテーションとは何か
・無動による苦痛を軽減する
・褥瘡(じょくそう)の予防と処置
・看取りの作法 ほか

著者略歴

著:大田 仁史
大田仁史(おおた ひとし)
1936年生まれ。東京医科歯科大学医学部卒業。伊豆逓信病院リハビリ科部長、同病院副院長を経て、医療専門職を養成する日本で初めての県立医療大学附属病院を立ち上げた。リハビリ医療・介護の第一人者として知られる。現在、茨城県立健康プラザ管理者、茨城県立医療大学名誉教授。著書は『心にふれる』『かばい手の思想』(いずれも荘道社)、『完全図解 新しい介護』『実用介護事典』『高齢者介護急変時対応マニュアル』(共監・著 講談社)など多数。DVD,ビデオに『在宅介護の基礎と実践(全20巻)』(NHKエデュケーショナル)『DVDブック 新しい介護』(講談社)などがある。
著:三好 春樹
三好春樹(みよし はるき)
1950年生まれ。74年から特別養護老人ホームに生活指導員として勤務後、九州リハビリテーション大学校卒業。ふたたび特別養護老人ホームでPT(理学療法士)としてリハビリテーションの現場に復帰。現在、年間100回を超える講演と実技指導で絶大な支持を得ている。『痴呆論 認知症への見方と関わり方』『認知症論集 介護現場の深みから』『関係障害論』(いずれも雲母書房)、『介護タブー集』『介護の大誤解!』『最強の老人介護』『介護の言葉』『完全図解 新しい認知症ケア 介護編』など、監修書、著書多数。
編:東田 勉
東田勉(ひがしだ つとむ)
1952年生まれ。コピーライターとして制作会社数社に勤務後、フリーライターとなる。2005年から2007年まで、介護雑誌『ほっとくる』(主婦の友社、現在は休刊)の編集を担当した。医療、福祉、介護分野の取材や執筆多数。著書に『それゆけ! おやじヘルパーズ』(講談社)がある。

ISBN:9784062824620
出版社:講談社
判型:AB
ページ数:384ページ
定価:3800円(本体)
発行年月日:2014年01月
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VF