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介護ライブラリー

認知症介護に行き詰まる前に読む本

「愛情を込めたウソ」で介護は楽になる

著:多賀 洋子

紙版

内容紹介

記憶力低下や被害妄想、感情の起伏が激しくなるなどの症状とそれに伴うトラブル。底知れぬ不安で混乱した認知症の人に、穏やかで幸せな日々を過ごしてもらうにはどうしたらいいのか? アルツハイマー型認知症になった夫を介護してきた妻が、認知症の人の介護に行き詰まらないための心構えを紹介する。感動作『ふたたびのゆりかご アルツハイマー型認知症の夫と笑い合う日々』の続編

認知症早期発見のポイント
こんな症状が出たら要注意!
● 同じことを繰り返し何度も尋ねる。
●トイレの水を流し忘れる。
● 同じものをなんども買ってきてしまう。
● 今が何年何月何日か、何曜日か、すぐには言えない。
● 意欲がなくなって、それまでの趣味を楽しもうとしなくなる。
●それまで穏やかだった人がすぐに怒りだす

目次

第1部「愛情を込めたウソ」で介護はラクになる
初期に現れる症状
早期受診にこぎつけるコツ
認知症をよく理解する
家族が愛情を込めた認知症対応モードにリセットする
A 忘れていることを指摘しない
B 間違っていることを正さない
C 制止しない。ダメという言葉を使わない
Dごめんね、と家族のほうが謝る
E ありがとう、と感謝の言葉をかける
F 認知症の人に判断をまかせない
G 家族は罪悪感を持たない
デイサービスを始めるコツ(デイサービスは認知症の人が社会生活をする場)
進行した段階にも愛情を込めた認知症対応モードで
第2部
思い出をたいせつに信頼し合って生きる
(『ふたたびのゆりかご』以後の報告)
進行していく症状
在宅介護からホーム入所へ
思い出がただ温かい湯気のようなものになってしまっても

著者略歴

著:多賀 洋子
(たが・ようこ)
1942年京都市生まれ。1965年京都大学薬学部製薬化学科卒業。京都大学医学部法医学教室助手。1966年京都大学医学部附属病院薬剤部技官。1967年結婚。1968年長女誕生。1969年退職。1970年長男誕生。1974年大阪府枚方市立小中学校産休講師を経て小学校教諭になる。1982年退職。2002年ごろより夫が認知症を発症する。現在、津市在住。著書に『ふたたびのゆりかご アルツハイマー型認知症の夫と笑い合う日々』(講談社)などがある。

ISBN:9784062824569
出版社:講談社
判型:4-6
ページ数:178ページ
定価:1200円(本体)
発行年月日:2011年12月
発売日:2011年12月06日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VF