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講談社+α文庫

国税記者の事件簿

巨悪を許すな!

著:田中 周紀

紙版

内容紹介

国税局査察部新人マルサ、新米記者の参考書銀座のホステス、芸能プロ、ヤリ手経営者に凄腕コンサルタント……脱税に絡む「わるいやつら」の巧妙な手口をベテラン国税記者が徹底的に解き明かす。新米の国税担当記者や国税職員らの入門書、新人のマルサ査察官や特捜検事の参考書として関係者の間で大いに活用されているという伝説の書(著者は東京国税局査察部から講演を依頼された唯一の記者)が、新章を含む大幅加筆.


国税局査察部新人マルサ、新米記者の参考書

マイナンバー制導入で税戦争は激化する!

銀座のホステス、芸能プロ、ヤリ手経営者に凄腕コンサルタント……脱税に絡む「わるいやつら」の巧妙な手口をベテラン国税記者が徹底的に解き明かす。新米の国税担当記者や国税職員らの入門書、新人のマルサ査察官や特捜検事の参考書として関係者の間で大いに活用されているという伝説の書(著者は東京国税局査察部から講演を依頼された唯一の記者)が、新章を含む大幅加筆で待望の文庫化。


日本でいちばん口が堅い国税局査察部。担当記者たちはどうやって端緒をつかみ、取材するのか。マルサと脱税者の息詰まる攻防をここに明かす。

目次

はじめに
1 化粧で隠した6億円
  ニューハーフ美容家の脱税事件
2 「マネーの警察」国税当局の正体
3 おミズの逃げ道
  銀座のホステスと脱税
4 芸能界は脱税天国!?
5 神隠し
  脱税に利用される宗教法人
6 国税記者はツラいよ
7 無罪
  外資系企業社員の孤独な闘い
8 国税局に狙われた”財界総理”
  キヤノン大分工場をめぐる脱税事件
9 進化する手口
  泡と消えた383億円
10 脱税と逃税のあいだ
  オリンパス巨額粉飾決算事件の真相
あとがき

著者略歴

著:田中 周紀
田中周紀
たなか・ちかき―1961年生まれ。上智大学文学部を卒業後、85年に共同通信社に入社。95年から97年まで本社社会部で国税当局を取材。社会部在籍時には「ヤクルト巨額損失事件」などのスクープ記事を手がける。2000年に共同通信を退社し、テレビ朝日へ。『ニュースステーション』のディレクターを務め、06年から再び国税当局を取材。10年テレビ朝日を退社。現在はフリージャーナリストとして活動中。著書に『飛ばし 日本企業と外資系金融の共謀』『TVニュースのタブー 特ダネ記者が見た報道現場の内幕』(いずれも光文社新書)、共著に『さなぎの家』(小学館文庫)『銀行が喰いつくされた日』(講談社+α文庫)がある。

ISBN:9784062816427
出版社:講談社
判型:文庫
ページ数:496ページ
定価:880円(本体)
発行年月日:2016年01月
発売日:2016年01月21日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KFFD
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:LNU