内容紹介
父は国家権力が大嫌い。どうやらその筋では有名な元過激派で、学校なんて行くなと言ったり、担任の先生にからんだり、とにかくムチャクチャだ。そんな父が突然、沖縄・西表島(いりおもてじま)に移住すると言い出し、その先でも大騒動に。父はやっぱり変人なのか? それとも勇者? 家族の絆、仲間の絆をユーモラスに描いた傑作長編。
著者略歴
著:奥田 英朗
1959年岐阜県生まれ。プランナー、コピーライター、構成作家を経て1997年『ウランバーナの森』でデビュー。第2作の『最悪』がベストセラーとなる。続く『邪魔』が大藪春彦賞を受賞。また、2004年には『空中ブランコ』で直木賞を、2009年には『オリンピックの身代金』で吉川英治文学賞を受賞した。本書は、直木賞受賞第一作にあたる。その他の著書に、『マドンナ』『ガール』『イン・ザ・プール』『町長選挙』『東京物語』『ララピポ』『家日和』『無理』『純平、考え直せ』『我が家の問題』『噂の女』『沈黙の町で』などがある。
ISBN:9784062779357
。出版社:講談社
。判型:文庫
。ページ数:688ページ
。定価:900円(本体)
。発行年月日:2014年10月
。発売日:2014年10月15日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ。