講談社文庫
遠き落日 下
著:渡辺 淳一
紙版
内容紹介
日本では将来が望めず、無鉄砲にも単身渡米した野口英世。そんな彼に実力重視の米国は肌に合い、やがて新進気鋭の学者として世界中の注目を浴びる。日本への凱旋、老母との涙の再会。まさに立志伝中の人となるも、提唱した理論が揺らぎ、黄熱病の研究で再証明を試みるが――。野口の栄光と最期を描いた傑作伝記。
目次
第十一章 デンマーク
第十二章 ニューヨーク(1)
第十三章 ヨーロッパ
第十四章 帰国
第十五章 ニューヨーク(2)
第十六章 黄熱
第十七章 中南米
第十八章 ニューヨーク(3)
第十九章 アフリカ
終章 アグラに死す