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講談社文庫

黄金の街 下

著:リチャード・プライス
訳:堀江 里美

紙版

内容紹介

錚々たる米文学者たちが絶賛する作家の美しき犯罪小説
この広くはない一画に人生の全てが凝縮されている

カフェ・バークマンに勤めながら脚本を書いているユダヤ人のエリック。継父と団地に住むヒスパニックの少年トリスタン。妻と別れ息子たちをもてあますアイルランド系の刑事マッティ。一人の青年の死が人々の哀しみに光を当て、それぞれの人生を静かにつないでいく。米読書界絶賛の傑作長編。【解説・青山南】

目次

 

著者略歴

著:リチャード・プライス
ニューヨーク市ブロンクス区生まれ。公営団地で育ち、1967年ブロンクス科学高等学校卒業後、コーネル大学で文学士、コロンビア大学大学院で創作学修士を取得。コロンビア大学院在学中の74年『ワンダラーズ』で小説家デビューし、全米に一大センセーションを巻き起こす。「ハスラー2」「シー・オブ・ラブ」などの映画脚本も手がける。他の著書に『クロッカーズ』『フリーダムランド』『聖者は口を閉ざす』などがある。99年、文学の分野においてアメリカ芸術文学アカデミー賞を受賞。
訳:堀江 里美
1981年東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。「GQ」「WIRED」などの雑誌で国際社会、科学、音楽関係の記事の翻訳を手がける。他の訳書に『コロンバイン銃乱射事件の真実』がある。

ISBN:9784062775144
出版社:講談社
判型:文庫
ページ数:402ページ
定価:943円(本体)
発行年月日:2013年04月
発売日:2013年04月12日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB