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講談社+α新書

人生も仕事も変える「対話力」

日本人に闘うディベートはいらない

著:小林 正弥

紙版

内容紹介

コミュニケーション力は、企業が10年連続で新入社員に求める力の第1位。このコミュニケーション力とは、つまるところ対話力ということなのです。対話は、相手と自分の考え方が違うことを前提に行われるべきもの。そこが会話との大きな差。だからこそ、深いコミュニケーションができるのです。家族や友人、職場、相手との理解を深め合う対話こそ、あらゆるものごとがうまくいくポイントです。


サンデル教授のハーバード白熱教室の解説で知られる小林正弥教授が、
日本人の対話力を上げるノウハウを初めて紹介する。
コミュニケーション力は、大手企業が10年連続で新入社員に求める力の第1位。
このコミュニケーション力とは、つまるところ対話力ということなのです。
では会話と対話の違いは何でしょう? 
対話は、相手と自分の考え方が違うことを前提に行われるべきもの。そこが会話との大きな差です。だからこそ、深いコミュニケーションができるのです。
家族や友人、職場、仕事関係、相手との理解を深め合う対話こそ、あらゆるものごとがうまくいくポイントです。
さらに大げさに言えば、釈迦もキリストも孔子もすべて対話によって真理を伝えていました。
対話が人間力を高め、人生観も深めると言って過言ではないでしょう。
今、内面の充実を望んでいる日本人が増えているなか、潜在的に対話の力は求められています。
嫌われ者のソクラテス対話術から、アラフォー女性の人生相談まで、実例を多く取り入れながら対話力を身に着けていきましょう。

目次

序 日本人はなぜ対話が苦手なのか――グローバル時代の課題
第1章 巡り合いを生かす鍵
第2章 対話とは何か?――おしゃべり、ビジネス会話、ディベートとの違い
第3章 対話術1――「聞く力」と「考える力」
第4章 対話術2――「話す力」と「振り返る力」
第5章 人生における対話――恋愛・家族・死
第6章 仕事における対話や公共的対話

著者略歴

著:小林 正弥
小林正弥(こばやし まさや)
日本の政治学者。専門は、政治哲学、公共哲学、比較政治学。千葉大学法経学部教授。
1963年に生まれる。1986年東京大学法学部を卒業し、東京大学法学部助手に就任。1989年から千葉大学法経学部にて教鞭をとり、2003年から同教授。2006年千葉大学人文社会科学研究科教授、2008年千葉大学法経学部法学科教授。1995年~97年、ケンブリッジ大学社会政治学部客員研究員及びセルフィン・コレッジ。2009年から日本政治学会理事。
公共哲学・コミュニタリアニズムの研究を通じ、ハーバード大学のマイケル・サンデルと交流をもち、2010年に放映されたNHK教育テレビ「ハーバード白熱教室」で解説者を務める。
著書には、『サンデルの政治哲学――〈正義〉とは何か』(平凡社新書)、【サンデル教授の対話術』 (サンデル教授との共著、NHK出版)、『コミュニティ――公共性・コモンズ・コミュニタリアニズム』(広井良典 共同監修 勁草書房)ほかがある。

ISBN:9784062728355
出版社:講談社
判型:新書
ページ数:238ページ
定価:890円(本体)
発行年月日:2014年01月
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JB