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講談社+α新書

納得の間取り 日本人の知恵袋

日本人らしい生活空間とは

著:吉田 桂二

紙版

内容紹介

日本の家が一番。血が通った和風の家を今、見直す!!
間取りとは、家族個々の“部屋取りパズル”ではない!日本住宅建築の第一人者が熱く説く「今や日本の家は決して狭くありません。」小さく造って広く住む知恵に学べ。

しばらく前に、さる外国人が日本の家を見て、「兎小屋のようだ」と言ったということが伝えられました。この言葉を聞いた日本人の反応は、「やっぱりそうか。日本は先進国の仲間入りをしたが、住まいのレベルは、まだまだお粗末なのだ」こんなところだったと思います。
しかし、この、住まいのレベルの低さとは、具体的には何を指すのでしょうか。家の質ということも、むろんあるはずですが、最も端的に見えるものとしては、やはり、家の広さを意味するのでしょう。日本人の悪い癖で、外国人に何か指摘されると、すぐ自らを反省してしまうところがあります。兎小屋の話も、これからはもっと大きい家を建てなくちゃね、と反省してしまわない方がよいと思うのです。日本の家は、世界的に見ても、けっして狭くはありません。

目次

序章 日本人らしい間取りを見直す
第1章 家は一人当たり何坪必要か
第2章 和風洋風にとらわれない
第3章 家が狭いのは部屋が狭いからだ
第4章 引き戸は日本の家の世界的発明
第5章 使わない部屋は造らない
第6章 どこにいても家族の声が聞こえる
第7章 [実例]納得の間取り(1)マンションの改造8例
第8章 [実例]納得の間取り(2)一戸建ての改造・増築12例
第9章 [実例]納得の間取り(3)一戸建ての新築10例
第10章 庭と結び、町に出る暮らしへ

ISBN:9784062720519
出版社:講談社
判型:新書
ページ数:240ページ
定価:880円(本体)
発行年月日:2000年12月
発売日:2000年12月21日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:AMK