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健康ライブラリーイラスト版

画像ではわからないしつこい腰の痛みを治す本

監:井須 豊彦

紙版

内容紹介

ちょっと待って! 背骨の手術は最後の手段。なかなか治らない腰痛を改善する最新治療法と痛みを悪化させない日常生活術を名医が解説します。

 多くの人を悩ます腰痛。「ヘルニア」「脊柱管狭窄症」などという背骨の病気が原因で起こる腰痛は2割程度にすぎず、残りの8割は原因がはっきりしません。しかし近年、これまで原因不明とされてきた腰痛のなかに、背骨より浅い部分にある末梢神経や、骨盤の仙腸関節の不具合によるものが含まれていることが判明。これらは、画像検査偏重の診断方法ではわからない新たな要因として、注目されています。本書では解明が進む新要因を含め、慢性腰痛の原因、治療法、自宅で行う運動療法などをまとめて、イラストでわかりやすく紹介しています。

【本書の主なポイント】
*腰痛で画像検査をしても八割以上は「原因不明」
*画像検査でわかる異常が痛みの原因とは限らない
*朗報! 解明が進む治療可能な原因の数々
*慢性症状の原因は一つとは限らない
  筋肉のこわばり、仙腸関節の機能障害、末梢神経の障害、脊柱菅の狭窄……
*「すぐに手術を」という医師に要注意。メリット・デメリットを知ったうえで決断を
*まず試したい、体にやさしい治療法 
  薬物療法、ブロック療法、鍼灸、心理療法……
*原因をつくらない、悪化させないように生活を工夫する
  姿勢、動作、運動、歩行、身近なグッズ……

目次

本書の内容構成
第1章 画像検査だけで原因はつかめない
第2章 つらい症状の本当の原因は何か?
第3章 まず試したい、体にやさしい治療法
第4章 背骨の大手術は最後の手段
第5章 原因をつくらない、悪化させない生活術

著者略歴

監:井須 豊彦
 北海道に生まれる。1973年、北海道大学医学部卒業。北海道大学脳神経外科などを経て、1986年、アメリカ・フロリダ大学脳神経外科留学。1989年より釧路労災病院脳神経外科部長、現在に至る。脊椎脊髄外科ならびに末梢神経外科の専門医。患者への負担の少ない手術方法を採用し、全国各地から患者が集まる。ただ「手術は最後の手段である」というのが持論。安易な手術選択に警鐘を鳴らす。日本脊髄学会指導医、日本脳神経外科学会専門医。監修書に『首・肩・腕の痛みとしびれをとる本』(健康ライブラリーイラスト版)がある。

ISBN:9784062597722
出版社:講談社
判型:A5変
ページ数:98ページ
定価:1200円(本体)
発行年月日:2013年03月
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VFD
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:MNC