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健康ライブラリーイラスト版

高次脳機能障害のリハビリがわかる本

監:橋本 圭司

紙版

内容紹介

忘れっぽい、やる気がない、怒りっぽい、疲れやすい……。いずれも脳梗塞・脳出血・くも膜下出血などの脳損傷後に現れる後遺症だが、身体的な不調に比べると本人も周囲も理解しにくく苦しむことが多い。最も多くみられる記憶障害のリハビリのために、いきなり漢字や計算ドリルなどに取り組んでもうまくいかない。本書では、効果的なリハビリのコツや注意点を徹底解説。障害への理解が深まる実践リハビリの決定版!


高次脳機能障害は、交通事故や脳出血によって脳を損傷したあとに生じる後遺症。主な症状として、記憶力や判断力の低下がある。いずれもリハビリによって改善するが、この障害に対応している医療機関は少ない。
 本書は、障害をおったあと、リハビリを受けることができず、症状に悩んでいる人に向けて、自宅ですぐにはじめられるリハビリを10種類紹介する。また、リハビリと並行する薬物療法の注意点、治療中に利用できる社会福祉制度についても解説する。

目次

1 リハビリの前に、深呼吸して体を動かす
障害と言わないで/低次脳機能のリハビリ
2 リハビリで「機能の奏和」をめざす
リハビリの順番/奏和とは/高次脳機能のリハビリ/イライラのリセット法/10のリハビリ法
3 リハビリするうちに自己理解が進む
症状はかならずよくなる/症状一覧
4 高次脳機能障害は脳の後遺症
高次脳機能障害の診断基準/原因/診断/認知症との違い/発達障害との違い
5 医療と福祉をどちらも利用する
医療機関/福祉機関/障害年金/保険

著者略歴

監:橋本 圭司
(はしもと・けいじ)
 1973年、東京都生まれ。独立行政法人国立成育医療研究センターリハビリテーション科医長。医学博士。
 東京慈恵会医科大学医学部卒業。東京都リハビリテーション病院、神奈川リハビリテーション病院、東京医科歯科大学難治疾患研究所、東京慈恵会医科大学リハビリテーション医学講座などをへて、現職。
 主な著書に『高次脳機能障害 どのように対応するか』(PHP新書)、『高次脳機能を育てる』(看護出版)など。

ISBN:9784062597609
出版社:講談社
判型:A5変
ページ数:98ページ
定価:1400円(本体)
発行年月日:2012年03月
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VFD
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:MJ