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こころライブラリー

「モラル・ハラスメント」のすべて

夫の支配から逃れるための実践ガイド

著:本田 りえ
著:露木 肇子
著:熊谷 早智子

紙版

内容紹介

モラル・ハラスメント(モラハラ)は、態度や言葉によるいやがらせのくり返しが、被害者に大きな不安や苦痛、恐怖を与えます。身体的暴力と違い、目に見える傷がないこともあって、「私さえ我慢すれば」と思っている被害者も多いのです。本書では、さまざまなケースを見てきた臨床心理士と弁護士が、心理と法律の両面からモラハラ被害者をサポート。モラハラ被害者にとって命綱となるような1冊です。


あなたと同じように悩み苦しんだ末に堂々と羽ばたき、自由を勝ち取っていった人たちがたくさんいるという事実を、私はあなたにお伝えしたいのです。
かつて私がそうであったように、今度はあなたがモラハラを知ってください。
                                    ――「はじめに」より

モラル・ハラスメント(モラハラ)は、態度や言葉によるいやがらせのくり返しが、被害者に大きな不安や苦痛、恐怖を与えます。
身体的暴力と違い、目に見える傷がないこともあって、「私さえ我慢すれば」と思っている被害者も多いのです。
「モラ夫」(モラハラをする夫)に苦しめられている妻たちが、「早くモラハラに気づいて、早く脱出する」ために必要なのは、正しい知識ときちんとした情報です。
本書では、さまざまなケースを見てきた臨床心理士と弁護士が、心理と法律の両面からモラハラ被害者をサポート。
モラハラ脱出のために知っておくべきノウハウをわかりやすく解説した、モラハラ被害者にとって命綱となるような1冊です。

◎こんな特徴があったら、あなたの夫は、「モラ夫」かも!?
・結婚したとたん、ロマンチストからケチ夫に変身
・計算高く、自己中心的
・他人にどう見られるかをひどく気にする
・説明なしに無視し続ける
・すれ違いざま、捨て台詞を吐く
・マイルールが大好き
・ここぞというとき、迫真の演技をする   etc.

目次

第1部 モラル・ハラスメントの基礎知識 心理サポート編
 1章 それはモラル・ハラスメントです
 2章 モラ夫の見分け方、おしえます
 3章 その症状、モラハラのせいかもしれません
 4章 子どもたちが心配です
第2部 モラル・ハラスメントからの脱出 法的サポート編
 5章 脱出をサポートしてくれる人たち
 6章 モラハラ離婚に備えて
 7章 離婚調停・裁判中の心構え
 8章 Q&A モラハラ離婚の現場から

著者略歴

著:本田 りえ
臨床心理士。武蔵野大学非常勤講師。武蔵野大学心理臨床センター相談員。航空会社、外資系銀行勤務を経て心理学を学ぶ。武蔵野大学大学院人間社会研究科人間学専攻博士後期課程修了。博士(学術)。専門はトラウマ・ケア、被害者学。DV、ハラスメント、性犯罪などの被害者のこころのケアに携わる。
著:露木 肇子
弁護士。東京弁護士会所属。早稲田大学卒業後、1984年弁護士登録。1993年に多摩総合法律事務所を開設し、DV被害者支援など、女性の立場に立った活動を行っている。東京三弁護士会多摩支部DV法律相談員、東京ウィメンスプラザDV研修講師。「DVホットライン八王子」など、4つのDV被害者支援団体会員。八王子市・町田市では女性のための法律相談員も務める。
著:熊谷 早智子
結婚直後から夫による精神的暴力を受け続け、結婚19年目にインターネットで「モラル・ハラスメント」を知り、調停を経て離婚。2003年にポータルサイト「モラル・ハラスメント被害者同盟」(http://www.geocities.jp/moraharadoumei/)を立ち上げ、管理運営を行う。サイトの掲示板は夫からの精神的DVに苦しむ妻たちの交流の場となっている。著書に『家庭モラル・ハラスメント』『母を棄ててもいいですか?』(ともに講談社)がある。

ISBN:9784062597128
出版社:講談社
判型:4-6
ページ数:259ページ
定価:1400円(本体)
発行年月日:2013年06月
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBS