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健康ライブラリー

発達障害の子の読み書き遊び・コミュニケーション遊び 感覚統合をいかし、適応力を育てよう2

監:木村 順

紙版

内容紹介

ひと目でわかるイラスト図解
《講談社 健康ライブラリースペシャル》

【遊びを使って発達障害の子の適応力を育てるシリーズの第2弾】

読み書きが苦手、計算が不得意、指示が理解できない…。本書では、発達障害の子の勉強面、コミュニケーション面の悩みとその対策となる「遊び」を徹底解説。

遊びの最大の魅力は、楽しいことです。
読み書きが苦手な子は、読み書きの練習も、やはり苦手です。
その方法がどんなに正しくても、つらいのです。
それよりも、親子で楽しく遊びながら感覚を働かせ、
読み書きやことば、数の基礎となる力を育てていきましょう。( 第4章より )

《子どもたちの「ことば」の悩み》
1 読むのが苦手
2 書くのが苦手
3 計算が苦手
4 文章題が苦手
5 話が聞けない
6 説明が苦手
7 会話が苦手
8 空気が読めない
9 ルールに無頓着
10 まねが苦手

《いますぐ家庭でできる「読み書き遊び・コミュニケーション遊び」》
●テレパシーゲーム
●ことば探し
●カード遊び
●間違い探し
●しりとり遊び
●なぞなぞ遊び
●順番クイズ
●かたまりクイズ
●タッチング遊び
●タッチングクイズ
●リズミカルジャンプ
●ぴったりジャンプ
●バランス遊び
●ポーズ&キープ
●まねっこゲーム

<本書の内容構成>
1.「ことば」に戸惑う子どもたち
2.子どもの「感覚」を理解しよう
3.適応能力を育てる15の「遊び」
4.「正しく」より「楽しく」が大事

目次

まえがき
木村先生からのメッセージ「花粉症の人が、杉林で花粉に慣れる特訓をするでしょうか?」「『がまん』『くり返し』の練習が、子どもを困らせています」「その子に合ったやり方で、遊びを通じて適応力を育てましょう」
《1.「ことば」に戸惑う子どもたち》
ことばの悩み ことばのインプット・アウトプットに注目!
1 読むのが苦手/教科書の文章を読みとばし・読み違いする
2 書くのが苦手/字を書くと、文字の大小や向きが乱れる
3 計算が苦手/年齢相応の計算問題が解けない
4 文章題が苦手/筆算はできるのに、文章題はわからない
5 話が聞けない/大人の指示を理解できないことが多い
6 説明が苦手/考えをことばでうまく表現できない
7 会話が苦手/大声・早口で、話し相手にいやがられる
8 空気が読めない/突飛な言動が多く、友達ができない
9 ルールに無頓着/遊びのルールがわからない・守れない
10 まねが苦手/動きがぎこちないせいで、ひとり浮いてしまう
コラム さけたいことば/禁止語「いけません!」
《2.子どもの「感覚」を理解しよう》
発達障害とは/感覚とは/皮膚の感覚/筋肉・関節の感覚/バランス感覚/みる感覚/ことばの発達/体の実感
コラム さけたいことば/命令語「しなさい!」
《3.適応能力を育てる15の「遊び」》
遊びの特性 遊びはそれ自体が目的となる
●テレパシーゲーム
●ことば探し
●カード遊び
●間違い探し
●しりとり遊び
●なぞなぞ遊び
●順番クイズ
●かたまりクイズ
●タッチング遊び
●タッチングクイズ
●リズミカルジャンプ
●ぴったりジャンプ
●バランス遊び
●ポーズ&キープ
●まねっこゲーム
コラム さけたいことば/おどし語「~しないと……」
《4.「正しく」より「楽しく」が大事》
正しい遊び?/楽しい遊び!/遊ぶときのポイント
コラム さけたいことば/感情語「ちょっと!」

著者略歴

監:木村 順
1957年、大阪府生まれ。作業療法士。日本福祉大学社会福祉学部卒業、都立保健科学大学大学院修了。金沢大学医療技術短期大学部、金沢大学付属養護学校、うめだ・あけぼの学園などをへて、2004年に私塾「療育塾ドリームタイム」を設立。発達障害などに悩む親子の相談を受けている。三児の父親。専門は発達療育。著書に『育てにくい子にはわけがある』(大月書店)などがある。

ISBN:9784062596671
出版社:講談社
判型:B5
ページ数:102ページ
定価:1400円(本体)
発行年月日:2011年08月
発売日:2011年08月31日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JNS