出版社を探す

健康ライブラリーイラスト版

ことばの遅れのすべてがわかる本

監:中川 信子

紙版

内容紹介

ひと目でわかるイラスト図解
《講談社 健康ライブラリーイラスト版》

【遅れの原因と対応の仕方を徹底解説】
うちの子、ほかの子より、ことばが遅い……。
ことばの遅れは自閉症・AD/HDのサインとして現れることもある。
「他の子よりことばが遅い、病気なの?」と悩むママの不安に答える書。
遅れの原因と対処法をくわしく解説するとともに、ことばをはぐくむ育て方もあわせて紹介。

【本書のおもなポイント】
●「ことばの遅れ」って、どんなことをいうの?
●ことばが出るまで、何年待てばいい?
●ことばをはぐくむ10のポイント
●ことばを教える前に、心と体を育てよう
●家庭だけでは対応できない、専門的な治療や指導が必要な言語発達障害
●ことばの遅れは自閉症・AD/HDのサインとして現れることもある
●迷ったら利用する。医療機関以外の相談機関や親の会
●遅れの状況にあわせた子どもの就学先の選び方

【本書の構成】
第1章 ことばをはぐくむ10のポイント
第2章 うちの子は、ことばが遅い?
第3章 原因探しより、対応が大事
第4章 困ったときは、専門家に相談
第5章 対応のゴールは、楽しく暮らすこと

目次

「ことばの遅れ」って、どんなことをいうの?/ 「ことばかけ」の方法だけにとらわれないで/ 障害があってもなくても、望ましい育て方は同じ
《第1章 ことばをはぐくむ10のポイント》
子どものことばを育てたい
【ポイント】
0 生活する/ことばを教える前に、心と体を育てよう
1 話す/わかりやすいことばで、ゆったりと話す
2 聞く/発音が間違っていても、気持ちを受け止める
3 育てる/ダメと否定せず、こうしようと伝える
4 教える/子どもの興味に視点をあわせる
5 暮らす/テレビを消して、話す時間を増やす
6 しかる/怒らずに、してはいけないことを示す
7 ほめる/子どもが好む遊びをして、どんどんほめる
8 ふれあう/スキンシップで感覚をはぐくむ
9 がまん/気持ちのコントロールを教える
10 あいさつ/いっしょにあいさつをする
《第2章 うちの子は、ことばが遅い?》
ことばが出るまで、何年待てばいい?
【発語の目安】1歳半が目安だが、個人差は大きい
【サイン】ことばを話せない、理解できない/ 人と目をあわせない、なつかない/ 「こだわり」が強く、よくパニックを起こす/ 運動が苦手で、見本をみせてもまねしない/ 生活習慣が身につかず、気が散りやすい
【検査】1歳半、3歳、就学時に「健診」がある/ 発達検査でわかることには限界がある
《第3章 原因探しより、対応が大事》
ひょっとしたら、病気かもしれない
【原因】個人差、聴覚、脳の障害などが要因に/ 検査や診断より、そのあとの対応が大事
【言語発達障害の対応】対応の仕方は原因に応じてさまざま/ 障害のきざしがみられたら相談を
【聴覚障害の対応】難聴の場合、専門的な対処をはじめる
【発達障害の対応】自閉症・AD/HDは、まず特性を理解する
《第4章 困ったときは、専門家に相談》
専門の病院に行ったほうがいい?
【専門家】
【療育】
【グループに参加】
《第5章 対応のゴールは、楽しく暮らすこと》
就学先は、どうやって選ぶ?
【家庭での対応】
【学習面での対応】
【人間関係の対応】

著者略歴

監:中川 信子
言語聴覚士(ST=Speech‐Language‐Hearing Therapist)、子どもの発達支援を考えるSTの会代表。東京大学教育学部、国立聴力言語障害センター付属聴能言語専門職員養成所を卒業。神奈川県総合リハビリテーションセンター、調布市あゆみ学園などをへて、現在は東京都の2市でことばの遅れの相談・指導に携わっている。

ISBN:9784062594110
出版社:講談社
判型:B5
ページ数:102ページ
定価:1500円(本体)
発行年月日:2006年12月
発売日:2006年12月09日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JNS