講談社選書メチエ
意思決定の心理学
脳とこころの傾向と対策
著:阿部 修士
内容紹介
生きるとは意思決定の連続だ。本書は心理学と脳科学の最新の研究から、さまざまな具体的事例や実験の結果を紹介しながら、意思決定のメカニズムを探る。情動と理性という対立する「こころのはたらき」に注目する二重過程理論。マシュマロテスト、損失回避性、疲労、ブドウ糖、依存症などなど、意思決定のメカニズムと影響を与える要因を徹底的に検証。わかっているようで実はよくわからない、自分の「こころ」を知るための必読書。
ケーキを食べるか? 休日に何をするか? 投資先をどこにするか? 人間関係を円滑にするためにどう行動するか?
生活は意思決定の連続です。あるときは上手く意思決定ができ、あるときは失敗する。あるときはすぐに決まるのに、あるときはなかなか決められない。なぜでしょうか?
本書は心理学と脳科学の最新の研究から、さまざまな具体的事例や実験の結果を紹介しながら、わたしたちの意思決定のメカニズムを探っていきます。
情動と理性というふたつの対立する「こころのはたらき」に注目する二重過程理論がバックボーンになっています。
マシュマロテスト、トロッコジレンマ、歩道橋ジレンマ、損失回避性、疲労、ブドウ糖、依存症などなど、意思決定のメカニズムと影響を与える要因を徹底的に検証します。
脳とこころの癖や傾向を知っておくことで、わたしたちはよりよい意思決定が可能になります。
わかっているようで実はよくわからない、自分の「こころ」を知るための必読書です。
目次
はじめに
第一章 二重過程理論--「速いこころ」と「遅いこころ」による意思決定
第二章 マシュマロテスト--半世紀にわたる研究で何がわかったのか?
第三章 「お金」と意思決定の罠――損得勘定と嘘
第四章 「人間関係」にまつわる意思決定――恋愛と復讐のメカニズム
第五章 道徳的判断の形成――理性と情動の共同作業
第六章 意思決定と人間の本性――性善か性悪かを科学的に読む
第七章 「遅いこころ」は「速いこころ」をコントロールできるのか?
あとがき
引用文献
索引
ISBN:9784062586450
。出版社:講談社
。判型:4-6
。ページ数:208ページ
。定価:1500円(本体)
。発行年月日:2017年01月
。発売日:2017年01月13日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VFD。